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地元の歴史や文化学ぶ

本紙掲載日：2022-11-14

4面

東門側のカラミれんがの外堀も見学

のべおか子どもインリーダークラブ「ふるさと学習」

　延岡市子ども会育成連絡協議会（髙橋憲二会長）は１０月２３日、のべおか子どもインリーダークラブ研修会「第１回ふるさと学習～延岡の歴史と文化」を開いた。市内の小学４～６年生１４人が集まり、ふるさとの歴史や文化についての知識と愛着を深めた。

　同クラブは、集団活動の中で自ら考え行動できるリーダーを養成するために宿泊体験や交流会、防災学習などを通して、同協議会活動に必要な知識と技術を身に付けることを目的に活動している。

　最初に同市本小路の社会教育センターで歴史・文化都市推進課博物館係学芸員の日髙結友さんによる講話が行われた。

　今年９月に開館した延岡城・内藤記念博物館の立地にまつわる歴史を紹介。市は１９３９年に内藤政道が寄付した邸宅を「内藤記念館」と名付け、市民が会議や修練を行う場として一般公開していたが、４５年の延岡大空襲により焼失し、当時の面影が残るのは東門側のカラミれんがの外堀と蔵のみとなったことを解説した。

　続いて日髙さんの案内で同館を見学した児童たちは、カラミれんがの外堀の姿が伝える歴史の重みに「すごい」と驚きの声。太田尾妃莉さん（恒富小６年）は「戦争の時の焼夷（しょうい）弾や剣などの武器があった。延岡の歴史について知れて良かった」と話した。

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