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柔道体験で園児と交流−旭化成柔道部

本紙掲載日:2022-11-14
4面
王子谷選手から柔道について教わった

第3回AKJTキッズプロジェクト

 旭化成柔道部が、延岡市内の園児と柔道の体験活動を通して交流する「第3回AKJTキッズプロジェクト」がこのほど、延岡市共栄町の旭化成柔道場であった。王子谷剛志主将ら、選手やコーチ約10人が礼儀作法や技などを教え、交流を楽しんだ。

 プロジェクトは、同部の社会貢献活動として6月にスタート。幼少時に柔道に触れることで競技への理解を高めてもらうこと、柔道を通した交流を重ねることで地域にとって必要な存在になることなどを目指している。

 今回は、同市北一ケ岡の第二ゆりかごWEC学院(福井奏子園長)から5歳児23人が参加した。園児はまず、「柔道は必ず始めと終わりに礼をする」として、正木聖悟選手に教わりながら座礼と立礼に挑戦。道場内に「お願いします」という、元気いっぱいの声が響いた。

 王子谷主将はスライドを用いて柔道について説明。創始者・加納治五郎が大切にした「精力善用」「自他共栄」について「ほかの人や社会のために習ったことを使いなさい。お互いに助け合いなさいということ。ここで習ったことを生かしてね」と呼び掛けた。

 選手による技の披露では、小柄な選手が大きな選手を投げると、口を大きく開けて驚いたり、拍手をして喜んだり。園児が分かりやすいように工夫された「大外刈り」も教わり、実際に選手を相手に技を掛けて「ヤー」と声を響かせた。同部では今後も、活動を続けていく予定という。

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