親子で交通ルール学ぶ

センコー東九州主幹支店がフェスタ

　物流・倉庫業を手掛ける「センコー」の東九州主管支店（古屋敷芳弘支店長、延岡市）はこのほど、同市土々呂町の東九州自動車学校で交通安全フェスタを開いた。地元の一ツ岡南幼稚園（黒木啓喜園長）の園児、保護者、同支店の社員らが参加し、横断歩道の正しい渡り方、信号を守る大切さなど交通ルールを学んだ。

　同社の社会貢献活動の一環。日ごろから取り組む交通安全教育を地域で役立ててもらおうと、１０年以上前から延岡地区交通安全協会などの協力で毎年開いている。

　この日は、同園の年長組と保護者ら約７０人が参加。３グループに分かれて同社の社員から講習を受けた。横断歩道の渡り方では、同協会の指導員がイラストを使って交差点の注意事項などを説明。園児は青信号を確認してから右手を挙げ「右、左、前、後ろ、信号よし」と元気に声を出し、２人ずつ足早に横断歩道を渡った。

　車の死角を学ぶコーナーでは、保護者も参加。車体から周囲の地面にドライバーの視界を示す紙テープを張り、園児を車の周りに配置。車体から園児が１、２メートル離れると保護者が座る運連席から死角に入り、隠れてしまうことを体験した。

　その他、エアバッグの作動実験、シートベルトやチャイルドシートの重要性の解説などもあり、参加者は交通安全に対する意識を高め、交通事故の未然防止について理解を深めた。

　同支店の水川広道東九州業務センター長は「交通安全について学び、命を守るためのルールを身に付けてほしい」と話した。