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プロの技術を学ぶ

本紙掲載日:2022-11-18
2面
校内の階段や廊下の壁面を丁寧に塗装する生徒

日向工高で塗装作業体験会

 日本塗装工業会県支部(堂地隆一支部長)は16日、日向市の県立日向工業高校(若林繁幸校長、306人)で塗装作業の体験会を開いた。建築科1年生29人が参加し、同科職員室棟の階段や廊下、更衣室、トイレの壁面を塗り替え、その技術を学んだ。

 同会は11月16日を「いいいろ塗装の日」と制定し、全国各地で奉仕作業などを実施。同支部は2015年から、塗装業界への理解を深め、職業選択に役立ててもらおうと、県南、県央、県北の3地区持ち回りで塗装作業の体験会などを行っている。

 この日は延岡市、日向市、門川町の県北加盟7社から岸本武副支部長(旭栄塗装社長)ら7人が同校を訪れて指導。生徒は5班に分かれて作業し、プロの職人からローラー、はけなどの上手な使い方、効率的な手順、こつなどアドバイスを受けながら塗装作業の技術を習得した。

 同科の中村悠佑さん(16)は「むらが出ないよう丁寧に作業した。親切に指導してもらってうまくできた。塗装業に興味が湧いたので、職業選択の一つに加えたい」と感想。岸本副支部長は「作業体験が業界のイメージアップにつながれば。卒業後、塗装業の門をたたいてほしい」と話した。

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