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特産ユズ、シイタケを直売−道の駅青雲橋

本紙掲載日:2022-11-22
2面
加工用黄ユズのばら売り
椎茸を試食する来場者たち

朝市と合同イベント−日之影

 日之影町の特産品を販売する「第14回ひのかげゆず直売市」「ひのかげ椎茸(しいたけ)まつり」が20日、同町七折の道の駅青雲橋であった。丸々とした色鮮やかなユズや原木栽培の生シイタケ、干ししいたけなどが並び、大勢の買い物客でにぎわった。主催は高千穂地区果樹振興会日之影支部ユズ部会(甲斐功会長)、町椎茸振興会(森山浩一会長)。

 町内で生産される農林産物のPRや生産者の意欲高揚が目的。道の駅青雲橋野菜生産者グループ(丹部俊夫会長)が毎月第3日曜日、同会場で新鮮な旬野菜などを販売する「おひさまのおかげ『青雲朝市』」と合同で年に1回開催している。

 屋外に販売スペースを設け、加工用黄ユズ(A品)約100キロ、パック詰めや粉末椎茸、白菜や大根といった地取れ野菜、手作りの巻きずしや赤飯などを陳列。ガーリックパウダーとバターしょうゆで炒めた椎茸の試食もあり、来場者は店頭に立つ生産者らにお薦めの食べ方などを教わりながら財布のひもを緩めた。

 夫婦で旅行中に立ち寄ったという桝田俊男さん(79)=宮崎市=は「初めて来たが、この町特有のものがたくさんあると感じた。ほかにもたくさん良いところがあると思うので、町外にも積極的にPRしていただければ」とにっこり。

 ユズ部会の甲斐会長(59)は「今年は台風の影響もあり、収穫量は例年の半分ほど。一生懸命作ったものなので見掛けたらぜひ、手に取っていただきたい」。椎茸振興会の森山会長(53)は「原木椎茸は生産に手間が掛かるが味は抜群。生は焼きで、乾燥は煮しめなどでおいしく味わっていただきたい」と話した。

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