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いわき市から職員２人

本紙掲載日：2022-11-22

3面

いわき市から延岡市に派遣された（右から）髙木篤史さん、中根伸哉さん

台風１４号被災の延岡市－農地復旧など支援

　台風１４号で被災した延岡市に２１日、兄弟都市の福島県いわき市から職員２人が派遣され、ともに総合農政課の主任技師として着任した。来年３月３１日まで、農地などの復旧に向けた災害査定の支援などに当たる。

　派遣されたのは、髙木篤史さん（４０）＝前いわき市土木部土木課＝と、中根伸哉さん（３７）＝同水道局配水課＝。読谷山洋司市長が２人にそれぞれ辞令を交付し、「災害を乗り越えてきた経験を発揮していただけたらありがたい」と述べた。

　災害復旧業務で延岡市がいわき市に職員の派遣を要請するのは、今回が初めて。２人は、国庫補助を活用して被災農地や農業施設を復旧させるための災害査定に必要な事務処理作業などに従事する。

　髙木さんは「次の作付け時期に間に合うような、スピード感を持った貢献ができれば」。中根さんは「東日本大震災で長い間、職員を派遣していただいた延岡市に恩返しをしたい」と話した。

　延岡市といわき市は、内藤家が１７４７（延享４）年に磐城平から延岡に移封された縁で、国替えから２５０年の１９９７（平成９）年に兄弟都市の盟約を結んでいる。

いわき市から職員２人

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