優良従業員９人を表彰

「社員が輝く！先進企業」に黒田工業

　日向市商工業合同表彰・認定式が２４日、同市上町の日向商工会館で開かれた。長年にわたり業務に精励し、市内の商工業発展に貢献している優良従業員９人をたたえた。併せて、「社員が輝く！先進企業」の認定式もあり、第７号の認定企業として黒田工業（竹島町、加藤功司社長）に認定証を交付した。主催は市、日向商工会議所、東郷町商工会。

　式では、主催者を代表し、十屋幸平市長が認定企業に「先進的な取り組みが認定を契機に各所へ発信され、他の事業所の模範となることに期待したい」。また、優良従業員に対して「より一層の創意工夫、研さんに努め、後進の育成にも取り組みながら本市産業の発展にお力添えをお願いしたい」とあいさつした。市議会の黒木高広議長は「なお一層の精進をしていただき、本市の産業振興や経済発展に尽力してほしい」と祝辞を述べた。

　優良従業員表彰者を代表し、日向衛生公社の山本修さんが「受賞は身に余る光栄。事業主や先輩、同僚に恵まれ、家族の支えがあったからこそと深く感謝する。気持ちを新たに、なお一層精進していきたい」と謝辞を述べた。


◆積極的に女性採用育休など制度充実−黒田工業

　「社員が輝く！先進企業」は、男女共同参画やワークライフバランスの推進など従業員が働きやすい職場環境づくりに取り組んでいる企業を認定する制度。市内外への企業ＰＲのほか、自主的な労働条件の向上、業務改善への取り組みを促進しようと、２０１６年に創設された。

　黒田工業は、積極的な女性の採用で男女ともに活躍できる環境づくり、社員の育児休業制度の利用促進、地域ボランティア活動、障害者雇用など独自の取り組みが評価された。

　認定証を受け取った加藤社長は「社内制度や障害者雇用など、市から評価されてうれしい。認定に恥じぬよう、これからもしっかりと取り組んでいきたい」と抱負を述べた。