出品者が出席−偉業たたえ祝賀会

全共４大会連続内閣総理大臣賞

◆推進協に県民栄誉賞を授与

　全国和牛能力共進会（全共）での４大会連続内閣総理大臣賞をたたえて２７日、宮崎市の宮崎観光ホテルで祝賀会が開かれた。第１２回全共鹿児島大会の出品者ら約１８０人が出席。チームみやざきの偉業をねぎらい、宮崎牛の発展に尽力する気持ちを新たにした。

　第１２回全共県推進協議会の平木場宗一会長は「苦労話や将来の話を語り合い、有意義な時間を過ごしてほしい」、河野知事は「皆さんの努力を受け止め、宮崎牛の認知度向上、販路拡大がわれわれの役目」などと述べた。

　来賓を代表して江藤拓衆議院議員があいさつ。「他県も研究し、努力している。競争は激しい。その中でこの成績。どれほど素晴らしいことか」と県勢の活躍を称賛した。

　感謝状贈呈式もあり、第８回全共から連続して出場している高千穂町の林秋廣さんが、出品者代表で全国和牛登録協会県支部から感謝状を受け取った。第１２回全共県推進協議会に対し、県民栄誉賞の授与も行われた。

　その後、「日本一」「４連覇」の掛け声に合わせて代表者が景気よく鏡開き。出品者らは、県商工会議所連合会の米良充典会頭の音頭で乾杯し、談笑しながら楽しいひとときを過ごした。

　今大会、３区（若雌２）で優等首席を獲得した林さんは「前回（宮城県）大会のリベンジを果たせた。ただ、鹿児島に首席を六つ取られたのは悔しい。きょうから気持ちを入れ直して頑張りたい」と抱負を語った。

　五ケ瀬町から３０年ぶりに全共出場を果たした興梠大志さんは「若い世代と一緒に６区（総合評価群）の種牛の部で１位を取れたことは、西臼杵の大きな力となると思うし、私の大きな宝になった」と話していた。