香り高くまろやか−カモミールジン

原料は東郷産−イオン九州が限定販売

　イオン九州（柴田祐司社長、本社・福岡市）は２１日から、日向市東郷産の「カモミール」を使用したハーブ系ジン「ＣａｍｏｍｉｌｅＧｉｎ」（カモミールジン）の販売を始めた。県北のイオン、マックスバリュなどで限定販売する。監修は、マスターソムリエの高野豊さん（高野総本店社長）。製造は羽田麦酒（東京都大田区）。

　カモミールジンの販売は、昨年に続き２回目。東郷町まちづくり協議会（鈴野淺夫会長）が今春、手摘みで収穫したカモミールをふんだんに使用しており、独特の深い香りが楽しめるハーブ系ジンに仕上がっているという。

　２３日は監修者の高野さんがイオン日向店（同市日知屋）を訪れ、特設コーナーでＰＲ活動を行ったほか、十屋幸平市長、鈴野会長らと意見を交わした。

　高野さんは、昨年より香り高く、まろやかな味に仕上がったとし、「来年はカンボジアのイオンモールでも販売する。カモミールが生産者の誇りとなり、市のＰＲにも役立てば」と今後の展開を紹介した。

　十屋市長は「カモミールを日向の新たな特産品としてブランド化し、生産意欲の向上などにつなげたい」。鈴野会長は「カモミールが東郷町の特産品として世界に広がれば、やりがいや地域活性化になり、子どもたちの夢も広がる。今後も生産拡大、品質の向上に努めていきたい」と話した。

　カモミールジンはアルコール度数４０度。価格は５００ミリリットル入り税込み３５７５円。１８０ミリリットル入りのミニボトルは同１７３８円。いずれも数量限定。５００ミリリットル入りはイオン日向店、宮崎店のみで販売。ミニボトルは両店のほか、イオン延岡店、同多々良店、マックスバリュ南延岡店、同岡富店、道の駅日向、同とうごうで販売する。