県内外のファン節目祝う

フォートレスト４周年−延岡

　延岡市鹿狩瀬町のサバイバルゲームフィールド「フォートレスト」のオープン４周年記念イベントが１１月６日、同所で行われ、県内のほか大分、熊本、福岡などから多くのファンが訪れて楽しんだ。

　「フォートレスト」は岡富山施業森林組合が２０１８年９月、同町の高平山（標高４０７メートル）を整備してオープン。山の地形を生かした２万４千平方メートルの広大なゲーム場は九州屈指のものと、県外のファンにも認知されるようになった。４周年イベントは１０月に行われる予定だったが、台風１４号の被害を受けてこの日に延期されていた。

　愛好者同士でつくるチームや親子連れなど、幅広い年齢層のファンが早朝から次々と来場。ゲームの参加者はトイガンの出力規格や安全装備を入念にチェックしてゲームに参加した。

　１ゲーム１５分から２０分の制限時間で、それぞれの武器を手にフィールドに広がった。斜面を駆け下りたり、遮蔽（しゃへい）物に身を隠したりしながらゲームを満喫。主催者では味方の中に敵が潜む「スパイ戦」、敵方を全滅させる「せん滅戦」、味方の陣地を守る「ドミネーション戦」など多彩なルールを用意し、次々と変わるシチュエーションで参加者を楽しませた。

　ゲームの合間にはトイガンや装備品などが当たる抽選会で会場を盛り上げたほか、ゲーム関連のグッズを扱うショップの出店やうどんのキッチンカーも出店して記念イベントを盛り上げた。

　最後のゲームは年代別の総当たり戦。約６０人の参加者が２０代、３０代、４０代、５０代以上の４チームに分かれ、同年代の味方以外は全部敵という大混戦を楽しんだ。

　この日はフォートレストの愛好者たちがボランティアで運営をサポートし、遠くから来た参加者を歓迎。駐車場への誘導や離れた場所からの送迎、ゲームや抽選会の手配にと奔走した。

　ゲームマスターの小野寿雄さん（４９）は「たくさんの人たちが集まって協力してくれて本当にありがたい。愛していただき、楽しんでいただき感謝しています。コロナ禍で厳しい面もありますが、ウィズコロナのこれからが勝負。これをきっかけにより一層ここを盛り上げたいですね」と話していた。