川坂神楽「迫力があった」−郷土芸能を学ぶ
本紙掲載日：2022-12-02
2面
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北川小４年生・延岡
延岡市立北川小学校（大��陽子校長、１０２人）の４年生１８人は１１月２２日、校外学習として同町長井の岩戸神社を訪れ、川坂神楽について学んだ。
地域の伝統を守り継ぐ人々の思いや郷土芸能について知ることなどが目的で、川坂神楽保存会の廣瀬和男会長ら５人が川坂神楽について話した。
児童は同会のメンバーから、神楽で使用するさまざまな表情をした面や楽器といった道具の役割を学んだ後、次々と質問。このうち、同会は川坂神楽を舞い始めた経緯について、川坂神楽は１９０８（明治４１）年ごろから始まったとし、「戦争による舞い手の減少や高齢化で途絶えてしまい、地元の青年が１９７４（昭和４９）年に復活させた」と説明した。
その後、児童は同会による川坂神楽を鑑賞。「三番荒神」「酒解」の演目を披露し、迫力のある神楽を間近で楽しんだ。最後に、児童は神楽で使用する面を装着。舞い手になりきってポーズを決める児童もおり、郷土芸能の神楽に親しんでいた。
田中美麗愛さん（１０）は「神楽が伝わっていていいなと思った」、藤岡亜花梨さん（１０）は「神楽が迫力があった。面が細かく作られていて余計に怖かった」と話していた。