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LL サイズ
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1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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新型コロナ週刊トピック
◆感染状況の予測−佐藤圭創特任医師に聞く
国内の新型コロナウイルス感染者数は増加傾向が続いていて、九州など西日本でも増加が加速し始めました。現時点で感染の主流となっているウイルスはオミクロン株のBA・5ですが、BQ・1やXBBといった新たな亜種への置き換わりが進んでいくとみられています。これからの感染状況の予測について、県新型コロナ対策調整本部の佐藤圭創特任医師に伺いました。
◆全国で増加傾向続く
−−まず、全国の現状を教えてください。
気温が低下して冬が到来した北海道や東北を中心とする「東高西低」で、全国的に感染者数の増加傾向が続いている状況です。
実効再生産数(1人から何人に感染するかの指標)は西日本も1カ月以上にわたって「1」を超えており、今後も間違いなく増加傾向が続くとみられます。
北海道、青森、宮城、山形県は6日時点の実効再生産数が1以下だったのですが、これは紅葉シーズンが終わって観光客が減ったことによる一時的な減少で、今後は再び増加していくと考えられます。
◆高齢者の感染増える
−−県内の状況はどうでしょうか。
現時点で増加期にあり、感染の中心は小中学生や高校生、大学生の若者世代から高齢者へと変化してきています。それに伴い、入院が必要な患者・重症者数も徐々に上昇しています。
宮崎市と都城市で感染者の増加が顕著で、県内は「北低南高」の状況です。観光客の流れに伴う影響とみられます。九州全体で見ても、福岡県や大分県など北部で感染者が増加しており、南部はまだ比較的少ない状況です。
◆延岡市内も増加スピード加速
−−延岡市内の現状についても教えてください。
1週間当たりの感染者数が前週から200人上回って500人まで増加し、入院患者も10〜20人で推移していて明らかな増加傾向にあります。高齢者施設のクラスター(感染者集団)や医療機関の院内感染が急増し、懸念すべき状況にあります。
市内の実効再生産数は前週の1・28から今週は1・33と上昇し、第7波が本格化し始めた7月後半と同じような状況となっています。同指数が1・20を超えると感染者の増加幅が一気に広がる傾向にあり、今月中旬はステージが1段階上がりそうです。
こうした中、市内では新型コロナ関連患者の救急要請件数が急増して、点滴が必要な患者も増加傾向にあります。酸素吸引を必要とする在宅療養者が増えて機器が不足気味でしたが、新たに5台配備され延岡管内だけで20台となりました。
◆感染の高齢者、タクシー利用できず
−−ほかに懸念材料はありますか。
以前もお伝えしましたが、高齢者が感染した場合の搬送が問題となっています。運転免許を持たずタクシーで病院を受診する高齢者が多いわけですが、検査で陽性と判明した場合はタクシーが利用できないため帰宅の移動手段がなくなってしまうのです。
家族など、病院へ迎えに来てもらえる人がいないため、救急車で自宅に送り届けたケースも実際にありました。こうした高齢者は今後も多くなると見込まれ、搬送できる態勢を早急に整えることが望まれます。
一方、感染者の増加傾向を考慮すると、多くの医療機関が休診となる年末年始−1月中旬にかけては、手薄となる検査・治療能力を補うため、当番医のバックアップ態勢を構築しておく必要があります。
◆ピークは1月中旬以降か
−−今後の予測を聞かせてください。
国内で流行している新型コロナウイルスはまだBA・5が主流ですが、同じオミクロン株の亜種への置き換わりが着実に進んでいます。その中で最も優勢なのがBQ・1系統で、今後4週間ほどで置き換わる可能性があります。
新規感染者の多くはワクチン未接種か初回接種(1、2回目接種)以降接種していない人で、3回目や4回目の接種から3カ月以上が経過して自己免疫が低下している人も増えています。
BQ・1系統やXBB系統の感染力がBA・5の1・2倍であることを考えると、ある時点から感染が爆発的に広がる恐れがあります。ただ、今回の第8波は感染者の増え方が第7波よりも少し遅く、当初「クリスマス−正月」と予測されていたピークは「来年1月中旬以降」へと後ろ倒しになりそうです。
◆「5類」へ移行する可能性
−−医療体制への影響はどうですか。
感染者の全数報告義務がなくなった第7波の時と同じように、第8波の感染が急拡大した場合に新型コロナの感染症法上の位置付けが、現在の「2類相当」からインフルエンザと同じ「5類」へと移行される可能性があります。
5類になった場合は一般の医療機関でも新型コロナの入院患者を受け入れることになるため、病院内で感染者を隔離しながら外来にも対応する必要が出てきます。
感染者と非感染者をどう分けるかがポイントになるわけですが、これまでに入院を受け入れていない医療機関では混乱が生じる可能性があり、院内感染が起きることを想定するなど、必ずシミュレーションをしておかなければいけません。
一方、ワクチンは高齢者の5回目接種がある程度進んだことが一つの安心材料ですが、国内では乳幼児の重症化や死亡例も増えており、子どもへの接種の重要性を広く共有していくことが求められます。