サルが出た、注意を−土々呂、伊形付近
本紙掲載日：2022-12-16
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延岡市土々呂、伊形町付近で、サルの目撃情報が多発している。市林務課によると、サルは群れからはぐれた雄のニホンザルとみられ「車両に飛び乗って傷を付けられた」「目を合わせたら追い掛けられた」などの被害報告も挙がっている。「見掛けても絶対に近づかず、関係機関に通報してください」と呼び掛けている。
サルは１０月中旬ごろから、市内各所に出没。通報は朝夕がほとんどで、最近は特に、極楽寺（土々呂町）前の県道４９号で発見される頻度が高いという。
１１月には、同所周辺で車と接触事故を起こしており、「車両に対して敵意を向けている」と同課担当者。同県道は付近の小中学校の通学路でもあることから「一刻も早く市民の方々が安心して生活できるよう、猟友会と協力し合い、解決に向けて最善を尽くしたい」と話していた。
サルを目撃した際の連絡先は以下の通り。
延岡警察署（電話延岡２２・０１１０）▽市林務課（電話延岡２２・７０１９）▽市生活環境課（電話延岡２２・７００１）。
◆サルの姿、霧島山付近の県道で撮影
１５日午後３時半ごろ、土々呂町に現れたサルの姿を撮った＝写真＝。
場所は、目撃情報が相次いでいる極楽寺前の県道４９号。体長４０センチほどか。南進車線の路側帯を、南から北に向かって悠々と歩いていたが、車が途切れた時を見計らって車道を横切り、北進車線側の歩道へ。その後、再び道路を横切って南進車線側に戻り、霧島山（標高５８・１メートル）の斜面に上がった。
そのまま上っていくかと思われたが、しばらく道路際にとどまり、サルを眺めようとスピードを緩める車や車内からカメラを向けるドライバーがいると、車に体当たりする姿が見られた。
同所は交通量が多く、サルと車の接触事故がいつ起きてもおかしくない状況だ。