交通安全功労者−田中さん（美郷）、井本さん（延岡）

知事表彰−学校の部で高千穂高

　２０２２年度交通安全功労者等県知事表彰式は２０日、県庁であり、県内の７個人、１団体、２校が受けた。県北からは、個人の部で美郷町の田中千年さん（８１）と延岡市の井本英雄さん（８１）、学校の部で県立高千穂高校が選ばれた。

　田中さんは１９９４年から交通指導員の活動をスタート。２０１２年に交通指導員会美郷町南郷支部長に就任し、今も欠かさず、地域の交通安全に貢献している。

　井本さんは、ボランティアで活動を始め今年で１０年。延岡市交通指導員会会計を担当し、会の運営に貢献している。また、交通安全イベントに積極的に参加するなど、周囲から評価されている。

　高千穂高は、生徒会を中心に高千穂小の通学路や交差点で、児童の見守りやあいさつ運動などを１６年継続。これまで内閣府特命担当大臣表彰などを受けている。

　式は、交通安全ポスターコンクールの表彰も併せて行われ、日隈副知事が一人一人に賞状などを贈った。

　井本さんは「交通指導員を数年やっただけの自分が長年、活動されている先輩方を差し置いて受賞するとは」と謙遜し、「頂いたからには毎日、一生懸命取り組みたい」と意気込みを語った。

　田中さんは「賞をもらうつもりで活動してきたわけじゃないが、やってきたかいがあった」と喜び、「本当は次の人を探すつもりだったが、これを励みにあと数年頑張りたい」と抱負を述べた。

　高千穂高の代表として後藤道洋事務長は「生徒の活躍があったからこそ受賞できた。喜ばしいことだし、生徒を誇りに思う。今後も活動を続けていきたい」と話した。

◇ポスターコンクール表彰も−佳作に土田さん（北方学園小）

　ポスターコンクールでは、県北から小学生上学年の部で土田梨乃さん（延岡市立北方学園小）の作品が佳作に選ばれた。