母校へ、折り畳み式テント
本紙掲載日：2022-12-22
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現役時代の精神を形として−延高応援部ＯＢ会
県立延岡高校の応援部ＯＢ会（鴨林秀則代表）は９日、母校に折り畳み式テント一張りを寄贈した。
応援部は同好会として１９６８年に発足。翌年、部に昇格して９１年まで続いた。ＯＢ会は創部から約１０年後に立ち上げ、廃部となった今でも活動を続けている。
テントの寄贈は、現役時代に培った応援部の理念、愛と奉仕の精神を形として母校に還元したいと、有志で話し合って決めたという。
贈呈式は同校であり、ＯＢ会から鴨林代表（６２）ら６人、学校から澁谷好一校長と代表生徒２人が出席。鴨林代表が「社会に出て人や環境に役に立てる喜びを学んでほしい。心から応援、期待している」とあいさつし、普通科２年の島津晃司郎さん（１６）に目録を手渡した。
澁谷校長は「本校に対する思いや願いを大切にしながら、ＯＢの方々に頂いたテントを体育大会やクラスマッチなどの行事で使いたい」、普通科２年の小野将京さん（１７）は「先輩や地域の方に延高生として見られているという意識を持って気を引き締めて生活していきたい」と謝辞を述べた。
この後、運動場へ移動。贈られたテントの前で、鴨林代表らが初代から伝わる応援部オリジナルのエールを披露。熱い母校への応援に大きな拍手が送られた。