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官公庁、仕事納め式

本紙掲載日:2022-12-29
2面

◆県−長期ビジョン実現へ一丸
 河野知事、ビデオでメッセージ

 県は28日、河野知事が今年を振り返り、職員らを慰労、激励した。新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から、各部署のモニターにビデオメッセージを流した。

 知事は台風14号災害や全共4連覇、新型コロナ感染症、ロシアのウクライナ侵攻に端を発する原油物価高騰問題、新船の就航、荒踊のユネスコ無形文化遺産登録、鳥インフルエンザなど今年のトピックを振り返った。

 その上で「さまざまな取り組みや成果をしっかりと将来に向けてつなぎ、さらに伸ばしていく。その決意の集大成が9月に策定した長期ビジョン。これを県民共有の指針とし、その実現に向けて職員一丸となって頑張っていこう」と呼び掛けた。


◆さらに飛躍、力振るって−延岡市
読谷山市長、職員を慰労、激励

 延岡市は28日、3密を防ぐため、読谷山洋司市長が庁内放送で職員を慰労・激励した。

 今年は延岡駅西口街区ビルや延岡城・内藤記念博物館、野口遵記念館がオープン。「延岡のイメージが大きく変わる一年だった」と振り返り、「思った以上に魅力あるまちだと実感できる。職員一人ひとりが先のイメージを膨らませることができるのでは」と述べた。

 また、台風14号による被害については、被災者へのお見舞いとボランティアへの感謝を述べ、「教訓を生かした強い延岡づくりにまい進していかなければならない」と強調した。

 整備中の県体育館サブアリーナや古民家風カフェが来年オープンするなど、さまざまな事業が進行している。「さらに延岡市が飛躍する年になるよう力を振るってほしい」と呼び掛けた。


◆前進を念頭に明るい市へ−日向市
十屋市長、さらなる協力呼び掛け

 日向市は28日、市役所4階の委員会室であり、十屋幸平市長、黒木秀樹副市長、今村卓也教育長をはじめ部課長ら約40人が出席して行われた。市長のあいさつは、インターネットを使って庁内に配信され、他の市職員らは自席のパソコンなどで聞いた。

 式で十屋幸平市長は、「今年もコロナに翻弄(ほんろう)された年だった」と語り、ワクチン接種の推進など感染拡大防止対策、台風14号の災害復旧、マイナンバーカードの普及率向上、鳥インフルエンザの消毒作業などへの協力に感謝し、職員の労をねぎらった。

 また、細島港19号岩壁の整備事業化、富島高野球部の夏の甲子園出場、富島中ラグビー部の全国大会準優勝など、市民に元気と勇気を与える多くの明るい話題があったと話し、コロナ禍でも細島みなと祭り、日向十五夜祭が開催でたことも明るい兆しと振り返った。

 最後に、「来年は卯(うさぎ)年で、これまでの努力が実を結び、輝き飛躍する年といわれる。飛躍するために前に進む。前進ということを念頭に、皆さんとベクトルを同じくして明るい日向市をつくっていきたい」などと、さらなる協力を呼び掛けた。

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