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落語家の林家つる子さん招き

本紙掲載日:2023-01-17
6面

29日に春のフォーラム

 のべおか男女共同参画会議21(古本政子会長)は、29日午前10時30分から延岡市東本小路の野口遵記念館で、落語家の林家つる子さんを招き、春のフォーラム「古典落語を生きる女性たちわたしの芝浜」を開く。チケット販売中。多くの来場を呼び掛けている。

 林家さんは群馬県高崎市出身の落語家。古典落語の世界には愛すべき住民が多く登場する一方、女性は少数、しかも心情が丁寧に描かれることがほとんどないとして、「あえて描かない落語の魅力もあるが、自分だから描けることを『カタチにしてみたい』という思いを持ち、落語に向き合ってきた」という。

 のべおか男女共同参画会議21を核とした実行委員会は、毎年1月に講演会や会食などを通して幅広く交流する「新春のべおか市民のつどい」を開催してきたが、新型コロナウイルス感染症の影響で一昨年から開催できていない。

 何かできないかと検討する中、ジェンダーを堅苦しくなく落語で伝えている林家さんを知り、講師を依頼した。

 「芝浜」は古典落語で有名な演目の一つ。腕はいいが酒飲みの主人公がある日、50両が入った財布を拾い、「遊んで暮らせる」と友人を集めてうたげを開き、飲み騒いで寝た。翌朝妻に「財布はない。夢だ」と言われた主人公は改心して働き、大繁盛。3年目の大みそか、妻から財布と共に夢ではなかったことを謝られる―というあらすじ。

 林家さんは、ほとんど描かれていない女性の心情を丁寧に描き高座に上がっており、今回は「芝浜」の挑戦に至るまでのエピソードや落語を披露する。

 土井裕子実行委員長(70)は「面白おかしい時間を過ごしてもらいながら、でもちゃんと何かが残る時間になれば」。古本会長(80)は「前途有望な方にお話しいただく。ぜひおいでください」と話した。

 入場料は全席自由で千円。大学生以下は先着100人が無料。チケットは同会議の会員と、野口遵記念館、延岡総合文化センターが取り扱っている。また、チラシの裏面に必要事項を記入してのファクス(延岡20・3567)、2次元コード、電話での事前予約も可能で、当日代金と引き換える。

 無料となる大学生以下は事前申し込み者を優先。2次元コードから申し込む場合は、名前の後ろに学生と明記する。事前予約制の託児サービスもある。

 電話での申し込み、問い合わせは柳田憲広さん(電話080・3182・3136)、土井実行委員長(電話090・8912・9132)まで。

◆読者プレゼント−5人に入場チケット

 のべおか男女共同参画会議21は、夕刊デイリー新聞の読者5人に春のフォーラム「古典落語を生きる女性たちわたしの芝浜」の入場チケットをプレゼントする。

 希望者は、はがきに名前、住所、電話番号を書いて、夕刊デイリー新聞社「わたしの芝浜チケットプレゼント係」(〒882―8577延岡市大貫町2丁目1302番地)まで送る。はがきを持参した場合も受け付ける。23日到着分まで有効。

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