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蔵開きにぎわう−26日まで・延岡市の千徳酒造

本紙掲載日:2023-02-25
4面
多くの買い物客でにぎわう、千徳酒造の蔵開き(25日午前、延岡市大瀬町)

 延岡市大瀬町の日本酒蔵・千徳酒造(門田賢士社長)の蔵開きが、25日から始まった(あすまで)。蔵開き限定酒や創業時のラベルを復刻した酒、酒粕などのほか、菓子や焼き鳥、海産物、手工芸品の店が並び、買い物客を楽しませた。

 開場前から、買い物客約300人が行列を作った。午前10時の時報に合わせて、門田社長がハンドベルを打ち鳴らして合図。関係者が「いらっしゃいませ」の声を掛けながら客を出迎え、先着100人には記念品が贈られた。

 コロナ禍を考慮して、飲食スペースと酒の試飲、甘酒の振る舞いは今年もなかったが、訪れた人たちは新酒や限定酒、千徳の製品を使ったお菓子、お楽しみ抽選会など、お目当ての店に並び、笑顔で買い求めていた。

 また、初めての試みとして、搾(しぼり)りたて生原酒の量(はか)り売りを実施。樽出しの新鮮な酒が日本酒ファンの関心を集めていた。

 門田社長によると、開催について問い合わせもあったといい、この季節のイベントとして浸透していることを実感。「好天に恵まれて良かった。いろんなお店に来てもらっていますので、買い物を楽しんでもらえたら。飲食スペースを設けられないのも、今回までと思います。来年は楽しく飲食してもらえるようになるといい」と話していた。

 あすも開催時間は午前10時〜午後3時まで。駐車場がないため、公共交通機関の利用を呼び掛けている。

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