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日玉中華食品、日向市へ寄付

本紙掲載日:2023-02-27
2面
感謝状を手にする楊社長(左)と目録を受けた十屋市長

企業版ふるさと納税−地域への恩返し

 中華飲茶点心の冷凍食品などの製造販売を手掛ける日玉中華食品(本社神戸市、楊立寧社長)はこのほど、企業版ふるさと納税制度を活用し、日向市に1000万円を寄付した。同社は昨年7月にも同額の寄付を行っており、今年度2回目。

 同社は1983年12月、門川町で創業。2012年5月、誘致企業として同市日知屋の細島4区工業団地内に工場を移転した。18年11月には小籠包、水ギョーザ専門工場として台湾タンパオ株式会社を設立。翌年12月から同所で新たな日向工場を稼働させている。

 贈呈式は17日、市役所であり、楊社長、十屋幸平市長らが出席。楊社長は十屋市長に目録を手渡した後、他人から受けた恩を忘れてはいけないという意味の故事成句「飲水思源(いんすいしげん)」を紹介し、「寄付は日頃からお世話になっている地域の皆さまへの恩返し。将来を担う子どもたちを応援したい」とあいさつした。

 十屋市長は、楊社長に感謝状を贈り「圏域の経済を支え、市の発展への貢献に感謝したい。未来を担う子どもたちの支援に活用したい」と謝辞を述べた。

 市は、2018年度から企業版ふるさと納税の受け入れを始め、20年度から第2期市総合戦略に関わる事業の受け付けを開始。今年度はこれまでに、同社を含め計19社が総額4214万円を寄付している。

 今回の寄付金は、第2期日向市総合戦略の未来へつなげる人づくりのうち、生きる力を備えた子どもの育成を目指す「キャリア教育推進事業」に活用するという。

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