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華麗な技で観客を魅了

本紙掲載日:2023-03-06
3面
約3年ぶりに開催された国際プロサーフィン大会(5日、日向市お倉ケ浜)=主催者提供
選手、来場者らが参加したビーチクリーン

国際プロサーフィン大会−日向

◆3年ぶりにトッププロが熱戦

 WSL(ワールドサーフリーグ)公認の国際プロサーフィン大会「ホワイトバッファローHYUGAPRO」は5日までの4日間、日向市のお倉ケ浜海水浴場であった。6カ国から男女93人のトッププロが出場し熱戦を繰り広げた。男子はジョン・マーク・トコン選手(フィリピン)が優勝、女子は脇田紗良選手が栄冠に輝いた。

 大会は、世界トップクラスの選手が出場するチャンピオンシップツアー(CT)やチャレンジャーシリーズ(CS)につながるアジア地区のクオリファイングシリーズ(QS)。今大会のポイントは、来年5月から開催予定のCS出場権に反映されるため、選手はポイント獲得を目指し持てる力を出し切った。

 同市での公認大会の開催は約3年ぶり。競技はトーナメント方式で行われ、1グループ3、4人の選手たちが同時に海へ入り、制限時間内に繰り出した技の難易度や精度の高さなどを競った。上位2人が次のラウンドへ進み、準々決勝からは1対1で戦った。

 最終日は、男子は準々決勝から、女子は準決勝から決勝までが行われた。アジア地区トップレベルの選手が波をつかまえ、華麗な技を決めるたびに観客からは大きな歓声が上がった。本県勢は、同市出身の増田来希選手、平坂光遵選手、畑波音選手らが地の利を生かして戦ったが、ベスト16までで敗退した。

 また、4、5日は、地元ダンスチーム、フラダンス教室などによるステージイベントがあったほか、最終日は出場選手によるサイン会、選手や来場者らが参加したビーチクリーンもあった。

 大会終了後、十屋幸平市長は「3年ぶりに大きな国際大会が開催できてうれしい。海や砂浜を大切にするビーチクリーンの実施にも感謝したい。今後もサーフィンの聖地になるよう取り組んでいきたい」と話した。

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