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60人が新たな一歩

本紙掲載日:2023-03-14
2面
卒業生を代表し答辞を述べる丸本龍来さん(14日午前、延岡しろやま支援学校)

延岡しろやま支援学校卒業式

 県立延岡しろやま支援学校(出水悌二校長、186人)の第11回卒業式が14日、延岡市野地町の同校で行われ、幼稚部1人、小学部11人、中学部17人、高千穂校を含む高等部31人の計60人が門出を迎えた。

 卒業生一人一人に卒業証書を手渡した出水校長は、コロナ禍の学校生活を振り返り、それぞれ進級する幼稚部―中学部にはなむけの言葉。続けて、新たな一歩を踏み出す高等部の生徒には「皆さんが生活する地域や社会は楽しいことばかりではありません。自分を信じて正直に真っすぐ生きてください。いろいろな迷いや悩みがあったら誰でも良いので相談してください。近くにいる人は絶対に皆さんの力になってくれます」とエールを送った。

 高等部2年の山田颯海さんは卒業生に感謝の気持ちを述べた後、「私たち在校生は卒業生の思いを地域の皆さんと共に紡いでいけるよう、日々努力してまいります」と決意。卒業生を代表し、高千穂校高等部3年の丸本龍来さんが答辞。みんなで協力して盛り上げた運動会、楽しい時間を過ごした修学旅行など学校生活を振り返り、「成人年齢が18歳に引き下げられました。成人として自覚を持って行動し、これからの人生を切り開いていきます」と誓った。

 最後には、「たいせつなたからもの」「旅立ちの日に」の2曲と校歌を全員で手話をしながら元気よく歌った。

 15日は、日向市の県立日向ひまわり支援学校の卒業式が行われる。

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