感謝状−退任の児玉、黒木さんへ

永年勤続の井本さんにも−延岡市交通指導員会

　延岡市交通指導員会（大野康男会長）の退任者と永年勤続者への感謝状贈呈式が３月２７日、延岡市役所であり、退任の児玉憲一郎さん（７８）＝細見町＝、黒木正人さん（７６）＝北新小路＝、永年勤続１０年の井本英雄さん（８１）＝惣領町＝をたたえた。

　児玉さんは１９８４年から３８年、黒木さんは２０１７年から６年にわたって務めた。井本さんは１２年から務めている。

　式では、読谷山市長が「イベントの開催規制がなくなり、今後ますます皆さまのお力添えが必要になる。交通安全の大切さ、命を守る行動の指導をお願いしたい」とあいさつ。

　退任の児玉さんは「（同会には）３０年以上お世話になったが、車に乗るのが怖くなり、活動に足が向かなくなってしまった。体力はあるので、もし加入するか悩んでいる人がいれば、精いっぱい応援したい」。黒木さんは「認知症予防のために頑張ってきたが、一身上の都合で退任させてもらう。今まで本当にお世話になった」とそれぞれ感謝を述べた。

　また、永年勤続の井本さんは「入会した当時、黄色いランドセルを背負っていた子どもたちが、今では高校２年生になる。４月に入学するピカピカの１年生も楽しみに、頑張っていきたい」と意気込んだ。

　同会は、交通安全の推進を目的に１９５８年に発足。警察官と同じ制服を着用し、通学路や主要交差点での歩行者の保護誘導、各種行事の交通整理などを行っている。児玉さん、黒木さんの退任に伴い、会員数は３０人になった。