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健全な苗を育成し供給
◆甘藷の生産施設建設中
国内最大手の本格芋焼酎メーカー霧島酒造(本社都城市、江夏順行社長)は6日、サツマイモ生産農家に深刻な影響を与えている「サツマイモ基腐(もとくされ)病」の拡大を防止するため、健全な苗の育成・供給などを目的とした「甘藷(かんしょ)種苗生産施設」を同市志比田町に建設中であることを明らかにした。9月の稼働を予定している。
近年、サツマイモ生産農家の高齢化や転作・離農が続く中、2018年に初めて国内で確認された基腐病の流行。同社ではサツマイモ確保量が計画を下回り、一部商品の販売を休止するなどしており、基腐病を克服し持続可能な焼酎造りを行うため、施設建設に踏み切った。
施設は1万7565平方メートルの敷地に鉄骨造り2階建ての管理研究棟(延べ床面積1238平方メートル)と、育苗ハウス(同8704平方メートル)を建設する。9月稼働に向け工事は1月から始まっている。総工費は約14億円。健全な苗の育成・供給、基腐病の抵抗性が高い品種の普及推進、サツマイモの研究開発などを行う。
同社によると、施設では、主力製品に使用しているコガネセンガンに加え、基腐病に強くコガネセンガンと同様の酒質・品質を維持できる品種「みちしずく」を徐々に取り入れていく方針。菌やウイルスが検出されないとされる茎頂部分を切り出して培養・増殖するするなど健全な苗の栽培に取り組む。
サツマイモ基腐病は、カビの一種の糸状菌が原因で、主に甘藷に感染する病害。感染すると、かんしょの地際部の茎が黒く変色、病気が進行すると葉や茎が枯死し、その後、芋の部分も腐敗していくとされる。
同病は種芋や苗床、畑の汚染、成長段階の台風や大雨などに伴う菌の拡散による二次汚染など、一年間を通じて幅広く感染リスクが潜む。同施設で育てた健全な苗に入れ替えていくことで病気の感染防止につなげ、サツマイモ確保量の増加を目指す。
生産能力は最大で切り苗200万本と親苗9万本を見込むが、1年目は親苗を約2万5千本、切り苗を約175万本計画。はじめは同社が登録しているサツマイモ生産農家約1200軒に販売供給していくという。
都城市の同社で会見した江夏社長は「サツマイモ基腐病に対する対策や支援は、最優先で取り組むべき課題。運命共同体ともいうべき生産農家の皆さんと一致団結して、この難局を乗り越えたい」と話していた。