期待に胸を膨らませて

延岡市内の中学校−１２日入学式

　延岡市内の公立中学校で１２日、一斉に入学式が行われた。真新しい制服に袖を通した新入生たちが、中学校生活への期待に胸を膨らませながら学びやの門をくぐった。

　このうち、北浦中学校（中邨浩一郎校長、５４人）には２０人が入学。保護者や教職員、２、３年生の先輩たちに温かい拍手で迎えられ、緊張した面持ちで入場した。氏名点呼では、一人一人が元気よく返事。中邨校長は入学に当たって最も大切なこととして、「学校は勉強する所。授業はもちろん毎日の学校生活や行事は全て、大人になるための勉強です。それをしっかり意識して中学校生活を送ってほしいと思います」と話した。

　また、「志を高く持つ」「一人一人が自分を律する」の二つのお願いを伝え、「これは自分や友人、家族、地域の人にとって幸せなのかということを考えて行動してください」と激励した。

　在校生代表の甲斐杏寿さん（３年生）が歓迎のことばを述べ、「これからどのような学校生活になっていくのか不安だと思いますが、共に今を大切にし、何ができるのかを考えて目の前の事に全力で挑んでいきましょう。分からないことや迷うことがあれば、私たちに聞いてください」とエールを送った。

　最後に、新入生代表の瀧口佳澄さんが部活動や生徒会で頑張りたいことを話し、「私たち２０人は、協力し助け合って、悔いの残らない充実した３年間にします」と力強く誓った。

　県北の公立中学校の入学式は１０日に諸塚村、五ケ瀬町、１１日に日向市、門川町、椎葉村、高千穂町、日之影町で行われた。