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善正寺が米兵11人を慰霊

本紙掲載日:2023-05-05
3面
B29搭乗員11人の遺影に手を合わせる慰霊法要の参列者
延岡上空で撃墜されたB29搭乗員の写真パネル
B29搭乗員の慰霊法要に参列した皆さん

1945年5月5日、B29を延岡上空で撃墜

◆改めて平和を祈念

 太平洋戦争末期に延岡市上空で撃墜された米軍B29爆撃機搭乗員の慰霊法要が4日、同市山下町の善正寺(野中玄雄住職)で執り行われた。

 法要祭司で航空戦史研究家の深尾裕之さん(大分県)らによると、1945(昭和20)年5月5日、北川町上空で11人が乗ったB29が日本軍機に攻撃されて海に墜落。5人はパラシュート降下して捕虜となったが1人がその日に亡くなり、善正寺の野中豪雄住職(当時)によって手厚く弔われ同寺の墓地に埋葬された。

 福岡の陸軍司令部に送られた残る4人も処刑されるなどして死亡した。野中住職は深尾さんから情報提供の依頼を受けたのをきっかけに、改めて平和を祈る機会にしたいと2019年の5月5日に慰霊法要を行ったが20、21年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でかなわず、昨年から再開した。

 この日は深尾さんをはじめとする戦史研究の関係者や善正寺の檀家(だんか)ら約10人が参列。祭壇には日米の国旗も掲げられ、全員起立で両国歌と殉職者葬送のタップス(ラッパ演奏)を静聴後、野中住職の読経とともに参列者が搭乗員11人の遺影に向けて焼香し、手を合わせた。

◇祭壇に機長の孫娘の手紙

 祭壇には墜落死したラルフ・ミラー機長の孫娘ケイト・ミラーさんから寄せられた手紙も掲示。文中には「私たちは離れ離れではありません。敵同士ではありません。戦争が私たちから何を奪うかを見てきました。これを今、そして数カ月、数年先までも思い起こしましょう」とメッセージがつづられていた。

 深尾さんは米国の遺族からの求めで戦時中に福岡で起きた米兵惨死について調べる中、善正寺では丁寧に葬られていた事実にたどり着けた経緯を改めて説明。これほど手厚い米兵の慰霊行事は全国的にも珍しいとして、「ゴールデンウイークにもかかわらず集まっていただき、本当にありがとうございます」と感謝を繰り返した。

 野中住職は3年前に遺族からハナミズキの苗木が善正寺に寄贈され、今年の法要の日取りが決まった日に初めて開花したことを紹介。ウクライナやアフリカなどで起きている争いに触れ、「世界が平和になることを祈りながら今後も法要を続けていければ」と話した。

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