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活動14年、チキ南蛮党7月8日で解党

本紙掲載日:2023-05-25
3面
延岡発祥チキン南蛮党の7月8日解党を発表する永野時彦党首(延岡市役所)

B−1グランプリ3回出場−延岡発祥全国にアピール

◆国語辞典にも収録

 チキン南蛮が延岡で生まれたことを全国に発信する活動を通してまちおこしに力を注いできた市民グループ「延岡発祥チキン南蛮党」の永野時彦党首(代表)が24日、延岡市役所で記者会見を開き、今年7月8日の「チキン南蛮の日」をもって〃解党〃すると発表した。当日は最後のイベントを開き、14年間の活動に幕を下ろす。

 同グループは2009年、市の観光振興ビジョン策定に携わった市民や延岡観光協会、市の観光行政担当職員らで立ち上げた「NANBANTRY(ナンバントライ)」が核となり結成。観光資源としてのチキン南蛮に磨きをかけようと、当時盛んだったご当地グルメの全国組織(通称・愛Bリーグ)への加盟を機に、より伝わりやすい名称とするため翌10年に党の旗揚げを宣言した。

 観光協会や延岡商工会議所をはじめ、市内の各界各層から幅広い年代の有志、大学生や市民が続々と入党。国内外977件の応募の中から、マスコットキャラクターの「チキなん番長」も誕生した。

 グルメでまちおこしを目指す団体の祭典「B─1グランプリ」の全国大会には過去3回出場(11年・姫路市、12年・北九州市、13年・豊川市)。入賞こそならなかったがいずれも1日1万食以上を売り上げて着実に知名度を築き上げていった。

 こうした活動が認められ、13年には三省堂の国語辞典に初めて「チキン南蛮」が収録され、17年には結成当初から提唱してきた「チキン南蛮の日」を日本記念日協会が正式に制定。毎年、同記念日には地元小中学校の学校給食にチキン南蛮が提供され、チキなん番長が訪問して延岡について学ぶ行事が定着した。

 16年には延岡の経済交流都市であるミャンマーでもチキン南蛮料理教室を開催。東九州自動車道の福岡─宮崎間開通を機に沿線のグルメ関係団体で「東九州風土フード連盟」を立ち上げてからは、県外の食イベントに年間40回出店するなどさらに活発化した。

 また、延岡市内の飲食店を巡りチキン南蛮を食べ歩く「チキなんウオーク」イベント、チキなん番長のLINEスタンプ作成など数多くの活動を展開。新型コロナウイルス感染拡大の影響で大打撃を受けた飲食店を元気づけるため、各店に発注するチキン南蛮弁当の販売にも取り組んだ。

 ただ、チキン南蛮党自体も近年はコロナ禍のため思うように活動できず、党員も集まりにくい状況が継続。活動費はほぼ個々人の手出しで、それぞれ本業も多忙化する中、一部に負担が集中してきたことから、「ここでいったん線を引くことにした」(永野党首)という。

 14年間の活動を振り返り永野党首は「チキン南蛮は『延岡生まれ』『延岡発祥』ということが全国的にも認知され、市内のお店には行列も見られるようになった」と手応えを説明。当初から掲げてきた「チキン南蛮を通した地域活性」や「地域の子どもたちへの食育・郷土愛の育成」の目的が一定程度達成できたとして、前向きな解党であることに理解を求めた。

 今後は飲食店を中心としたにぎわい創出に期待し、党員たちも「これで終わりではなく、さまざまな形で支援していきたい」と強調。チキなん番長は引き続き各種イベントなどに参加して「延岡発祥チキン南蛮」をPRしていくという。

◆最後のイベントはちきなんうぉーく

 延岡発祥チキン南蛮党は7月8日に開催する「ちきなんうぉーく」でフィナーレを飾る。午後3時半に延岡市役所駐車場をスタートして、チキン南蛮ゆかりの場所や歴史スポットなどを巡り、ゴールのかわまち交流館(大貫町)でチキン南蛮や地元産のビールや焼酎、酒を満喫する。定員200人で、募集は6月1日に開始する。

◆歴史や党の活動を紹介する本を製作

 延岡発祥チキン南蛮党はこれまでの節目として、チキン南蛮の歴史や党の活動、レシピなどを紹介する本を製作する。製作費は150万円を目標に、返礼品付きで広く協力を募るクラウドファンディングでの資金調達を計画している。

 チキン南蛮の本はA5判で約100ページのフルカラーを想定。1000部製作して国会図書館や県内の図書館、小中学校に寄贈する。クラウドファンディングの受け付けについては後日発表するという。

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