夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
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写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。
お問い合わせ、お申し込みは
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◆ロボット導入し作業・沖田町の山内さん
水田の外周、経路を設定後は自動−作業量、大幅に軽減
田植えシーズンもピーク。延岡市沖田町の農業山内憲次さん(55)の水田では、今年、新たにロボット田植え機を導入し、田植え作業を行っている。
最初に、山内さんの操縦で水田の外周を回って地形を覚えさせ、植え付ける経路を設定すれば、後は自動的に田植えを行う。山内さんの作業はこの最初の操縦と苗や肥料の補給のみで、全体の作業量が大幅に軽減される。
電波の届く範囲は300メートル四方。植え付け速度は5段階で設定できるほか、苗の深さや株数も変えられるという。
山内さんは就農して28年目のベテランで、現在は委託分(5ヘクタール)も含めて23ヘクタールで米を作る大規模農家。妻の三奈さん(50)、父奎介さん(84)と母淑子さん(80)、それに3人のアルバイトが総出で作業に臨んでいる。一方で、近年は高齢化や後継者不足が深刻で、受託する面積が増加。このため、人手不足を補うロボット田植え機は大きな力になる。
「植え付け中に苗箱を洗ったり、ほかの作業ができるので効率的に作業ができます。田植え機の運転は神経を使うので、その分の負担が軽くなったのも大きいですね」と山内さん。
田植え機をきっかけにした〃農業のスマート化〃には手応えを感じているといい、「沖田地区はほ場の整備が進んでいるので、ロボット田植え機が活躍する環境に適しています。これからもっと活用が広がるでしょうし、将来的にはロボットトラクターの導入も考えています」と、地域農業の未来像を思い描いている。
◆1958年、上伊形町の準備風景・伊達町の城戸さん
牛を使い多くの人「苦労した」
県北各地で田植えが進む中、延岡市伊達町の城戸富義さん(91)から、1958(昭和33)年に同市上伊形町で撮影した田植え準備風景の写真が、思い出をつづった文章とともに届いた。
当時の田植えはまだ機械化されておらず、牛や馬で農地を耕して農作業を行っていた。「用水溝も整備がされていないので、写真は村の婦人たちが用水溝を溝さらえと言って、水がきれいに流れるようにさらえているところです」と城戸さん。
兼業農家だった城戸さんは、牛を使った田植えにたくさんの人出が必要で、苦労したという。昭和40年代になると、耕運機や田植え機が出始め、牛や馬は必要なくなったという。
秋になって行う稲刈りもまた、全部鎌を使って手刈り。3日間干して束にし、リヤカーで運搬して持ち帰り、脱穀した。
「1964(昭和39)年に自動車運転免許を取り、軽トラを買って楽になれました。その頃の日本は車時代が始まった時ですから、今考えるとうそのような時代でした。今は農業機械も大型化し、稲刈りコンバイン、田植え機は8列植えの大型トラクターがあります。自動車も四輪駆動もテレビもない時代でしたが、今ではどこの家庭でもカラーテレビが見られています」と振り返る。
農業は84歳で引退した城戸さんだが、現在は家庭菜園で野菜づくりを楽しんでいるという。「私は今が一番幸せに思えます。残りの人生、認知症にならないように祈っています」