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AED操作などを実習

本紙掲載日:2023-08-01
3面
心肺蘇生法を実習する日赤救急法基礎講習の受講者ら

日赤が救急法講習会を開催

 日本赤十字社の救急法講習会が7月30日、延岡市社会教育センターであり、市民10人が参加して心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)操作などの一次救命処置法を座学と実習で身に付けた。主催は日赤の宮崎県支部と延岡市地区、救急安全延岡地区奉仕団。

 救急法指導員資格を有する同奉仕団の団員が指導。心肺蘇生法の実技では傷病者の意識確認、気道確保、人工呼吸、胸骨圧迫など、一連の流れを解説した。

 その後、参加者は2人一組で専用のダミー(人形)を使って実習。「傷病者を見つけたら自分の前後、左右、上下の安全を確認してから近づく」「胸骨圧迫は肘を伸ばし、自分の上半身の体重を相手の背骨に向けて押し込む」などと指導を受けながら、真剣に取り組んだ。

 AEDの実技でも「(電極)パッドは鎖骨の下と脇腹に1枚ずつしっかりと張る」「体がぬれていたらパッドを張る部分だけでも拭くこと」などのアドバイスを聞いて、一つ一つ手順を確認。気道に詰まった異物の取り除き方も学んだ。

 日赤の救急法講習は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止が続き、今回は3年ぶりに実施。受講者には基礎講習を修了した「ベーシックライフサポーター」の認定証が交付された。

 8月と9月には基礎講習の修了者を対象に、止血と包帯法、捻挫や骨折の固定法、搬送法などを学ぶ養成講習も実施。学科・実技試験の合格者には5年間有効の資格「日赤救急法救急員証」が与えられるという。

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