高速道路の早期整備を

本紙掲載日：2023-08-14

3面

高速自動車国道建設促進県期成同盟会の総会

建設促進県期成同盟会が総会

　高速自動車国道建設促進県期成同盟会（会長・濵砂守県議会議長）の総会がこのほど、宮崎市の宮崎観光ホテルであった。今年度の事業計画案などを承認したほか、東九州自動車道や九州中央自動車道の事業中区間の早期完成と未事業化区間の早期事業化の要望などを盛り込んだ決議案を全会一致で採択した。

　県議会をはじめ県、市町村、関係機関・団体の代表者らが出席。濵砂会長は「高速道路整備は地域の強みを生かした産業活性化や観光交流、県民生活の向上など地域の発展に極めて重要。必要かつ十分な財源を確保するとともに、早期完成に向けて一層の支援と協力を」と出席者に求めた。

　議事では、今年度事業計画案などについて協議。道路整備の予算の確保と拡大、事業中区間の早期整備と未事業区間の早期事業化、暫定２車線区間の早期の４車線化など５項目を目標とし、政府や国会、西日本高速鉄道、その他の関係機関などに要望活動を行うなどの方針４項目を決めた。

　決議は、東九州、九州中央の両自動車道の事業中区間の早期完成と未事業区間の早期事業化、高規格道路のミッシングリンク解消、暫定２車線区間の４車線化、高速道路関連予算の重点配分など計６項目を採択。国や関係機関に対し、早い時期に強く意志を伝えることとした。

　また、同日は県鉄道整備促進期成同盟会（会長・河野俊嗣知事）の総会もあり、今年度の事業計画案を承認したほか、鉄道利用者の安全・安心の確保と鉄道の利便性・快適性の向上などの要望項目を盛り込んだ決議案を採択した。

　今年度の事業計画については、鉄道は公共交通機関として重要な役割を果たすとともに、地域発展の基礎となる社会基盤のため維持・充実していく必要があるとし、国・ＪＲ九州への要望や利用促進事業を展開していくことを承認。

　決議は、減便の見直しや利便性に重大な影響を及ぼす事項に関する沿線自治体への早期情報提供と事前協議の実施、日豊線の高速化による速達性向上、駅・車両のバリアフリー化推進、東九州新幹線の整備計画路線への格上げなど９項目の要望を決議した。

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