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バーベキュー・じか火は禁止−深瀬・瀬口地区

本紙掲載日:2023-08-30
3面
河原にはごみが放置され、禁止されている「じか火」の跡もあった(提供写真)
河川清掃を委託する地区に配布したビブスと帽子

ごみも散乱−延岡市北川総合支所職員、地域がパトロール

 延岡市北川町の北川総合支所の職員らがこのほど、深瀬と瀬口地区の河原でごみパトロールを行った。7月16日から毎週日曜日に警察や地域の人と連携しながら実施しており、9月10日まで行う予定という。

 夏休みに入り、同町では行楽客が放置するごみなどが問題となっている。最高気温が30度を超えたこの日も県内外から多くの人が涼を求めて川を訪れていた。

 両地区は河原で「じか火」によるバーベキューを禁止しており、深瀬地区では看板を設置して禁止を呼び掛けている。

 パトロールに同行した茂博美副区長によると、最近は「じか火」という言葉の意味を分かっていない人が多く、注意をしても「じか火って何ですか?」と聞き返されるという。

 バーベキュー後に残った「炭」を放置するケースが多発しており、茂副区長は「炭は分解されずにずっと残るので、プラスチックなどと変わらない。せめて、灰になるまで燃やしきってほしい」と話している。ごみも大量に放置されており、日を空けずに清掃を行っても、一度で40リットルの袋三つがいっぱいになるほどだという。

 また、ごみ以外にも、行楽客による夜間の騒音や地域の人などの通行に支障が出るなどの問題も起きている。「たくさんの人が来てくれるのはうれしい。ほかの人たちのことも考えてもらって、マナーの部分で協力をお願いしたい」と呼び掛けている。

 瀬口地区では、ごみを持ち帰ることに加えて、川が一部深くなっていることへの注意喚起も行った。

 北川総合支所は今年、市と協力して「北川町河川パトロール」と書かれたビブス(ベスト状の衣服)と帽子を製作。河川清掃などを委託している地区9カ所に配布するなど、ごみ問題の啓発にも力を入れている。

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