ジュニエコ「ドリームプラン」作成

販売実践へ−ＣＭ動画撮影も

　会社経営体験を通して起業家精神を養う「ジュニアエコノミーカレッジ（ジュニエコ）ｉｎのべおか」が３日、延岡市東本小路の市中小企業振興センターで行われた。主催は延岡商工会議所青年部（延岡ＹＥＧ、榎本雄介会長）。

　７月３０日に続く今年度２回目の開催。前回、参加児童１４人は４〜６人ずつに分かれ、株式会社３社を立ち上げて事業内容や役職などを決定。今回は、事業計画書「ドリームプラン」を作成するアクティブセミナーに臨んだ。

　各社は、会議の中で具体的な商品とその販売数や原価、仕入れ予算などを計算し、売価や目標利益額を設定。意見を交わしながら株主への配当や税金の支払い、自分たちの「お小遣い」となる利益をいかに確保するかの検討を重ねた。

　その後、延岡ＹＥＧメンバーの前でドリームプランを発表へ。証券取引所や銀行への説明の場を模した会場で、売り上げ・利益目標や仕入れ予算、接客および宣伝方法なども含めてプレゼンテーションし、融資を求めた。

　次回予定の販売実践に向けてコマーシャル動画の撮影もあり、子どもたちはカメラを前に自社商品を熱心にＰＲしていた。制作された動画は今後、延岡市駅前の大型ビジョンなどで約１カ月間にわたって放映される予定。

　榎本会長は「夏休みの間も熱心に話し合いをする子どもたちの様子を見ることができました。来月の実践販売に向けて具体的な作業に入ることができました」と各社の熱意に期待を寄せていた。

　次回のジュニエコは１０月２９日午前１０時から延岡駅前で販売実践会を行う。