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「芝居の面白さ感じて」

本紙掲載日:2023-09-15
6面
来場を呼び掛ける児玉さん

児玉俊介さん(延岡出身)ら出演

◆18日わたしとわたし、ぼくとぼく

 愛知県名古屋市を拠点に活動する劇団うりんこ(児玉俊介代表)は、18日午後2時から、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センター小ホールで演劇「わたしとわたし、ぼくとぼく」を上演する。チケットを販売している。

 劇団うりんこは、1973年に創立され、全国の子どもたちに良質な舞台を届けてきた。現在は延岡市土々呂町出身の児玉さん(61)が代表を務めている。

 「わたしと―」は、国内で初めて性的少数者のLGBTQを扱った演劇。自身がゲイであることをカミングアウトして活動している劇団フライングステージの関根信一代表が、脚本、演出を担当した。

 保育園に勤める30歳の健人は、男性保育士に対する保護者の偏見に落ち込み、ゲイである秘密を打ち明けられずに引きこもってしまった。ある日鏡を見ていると、1人の少女が現れて、言った。「世界を救ってほしい」。少女に導かれて1997年の教室に行くと、10歳の自分と出会いというストーリー。

 児玉さんも出演。「いろんなことで悩んだり、傷ついたりしている人に1人じゃないよ、大丈夫だよと伝えてくれる作品」という。

 児玉さんは、「生まれ故郷で公演したいという念願がかなう。延岡の、特に若い人たちにこの作品を見て、いろんなことを考えてほしい。そして、お芝居の面白さを感じてもらえれば」と来場を呼び掛けている。

 料金は一般2000円、18歳以下1500円。未就学児は入場できない。チケットは劇団うりんこ(電話052・772・1882)に電話で予約して当日、会場でチケット代金と引き換える。

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