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火災・救助訓練を披露－西臼杵広域消防本部

本紙掲載日：2023-10-24

2面

西臼杵広域行政事務組合消防本部で行われた消防長査閲訓練。左端は日髙消防長

技能・連携能力－消防長が査閲

　西臼杵広域行政事務組合消防本部（日髙一昭消防長）の「消防長査閲訓練」が２０日、高千穂町三田井の同本部敷地内であり、消防署第１～３係に所属する計３０人が日頃の訓練の成果を披露した。

　年度替わりで新体制となる各係の士気高揚を図ろうと、２０１９年にスタート。指揮および連携訓練、個々の技術訓練の成果などを展示する機会として、それぞれの練度が増してくるこの時期に毎年行っている。

　この日は規律訓練の後、係ごとに現場対応訓練を実施。例年は各係が考案した想定で訓練に臨むが、今年は「署員の個人技能や連携能力を見極めたい」として、日髙消防長が提示した延焼防止を主とする放水活動中、屋内侵入を試みた際に要救助者を発見し、救出して救急隊へつなぎ、鎮火の想定に基づき、無線や口頭で連携を図りながら迅速かつ丁寧に取り組んだ。

　訓練後、日髙消防長は「２０１５年の消防本部発足から各署員の技量も向上しているが、取り組んでいる中で改めて感じたこともあったと思う。引き続き町民目線に立ち、係間の連携を密にして西臼杵消防を盛り上げてもらいたい」と講評。副署長兼第１係長の戸髙裕一消防司令（５１）は「同じ想定に基づく訓練を行ったことで、他係の動きから学ぶ部分も多かった。互いに優劣を付けるのではなく、一層の切磋琢磨（せっさたくま）につながる良い機会になったと思う」と話した。

火災・救助訓練を披露－西臼杵広域消防本部

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