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談話室−オータムフェスタ12日に合同開催

本紙掲載日:2023-11-01
3面

二つの祭り一体化

 「今年は『いっちみろやふれあい祭』と『城山かぐらまつり』を一体化して野口遵記念館で開催し、祭りを盛り上げます」と話すのは、12日に開催する「オータムフェスタ2023」を主催する旭化成延岡OB会(小野雅春会長)と城山神楽祭実行委員会(山本亮二会長)=写真=。

 二つの祭りは2010年から合同開催を続け、連携しながら異なる会場で実施してきた。しかし、旭化成創業100年を迎え野口遵記念館がリニューアルオープンしたことや、城山かぐらまつりの会場となっていた延岡城址(し)二の丸広場への来場が困難な人がいることなどから、今年から会場を野口遵記念館と同館北側駐車場に集約。本格的に合同開催することになった。

 城山かぐらまつりは、これまで城山の「千人殺し」の石垣を背景に舞ってきたため、城山神楽祭実行委員会の中には会場変更に反対する会員もいた。しかし、来場者に負担が掛からないよう開催することで、よりにぎわいを創出できると山本会長らが説得したという。

 今年は北側駐車場に舞殿を用意。延岡市の神楽保存会7団体、日向市の1団体、門川町の1団体、さらに福岡県豊前市と大分県佐伯市から各1団体が出演を予定している。

 同実行委員会の三輪承平事務局長は「二の丸広場から下りてきて初めての開催となりますが、かなり盛り上がると予想されています。神楽を知らない人にアピールしながら後継者不足の解消につなげていければ」。

 旭化成延岡OB会の「いっちみろやふれあい祭」は、同館ホールで市内の18団体がパフォーマンスを披露するステージイベント、館内フリースペースで会員による趣味の作品展(11日から)、北側駐車場では地場産品市や軽トラ市を開く。

 小野会長は「ぜひ市民の方々に来ていただき、それぞれの神楽を対峙(たいじ)しながら、そして子どもたちのイベントも見ながら食を楽しんでほしいです」と多くの来場を呼び掛けた。

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