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赤ちゃんを迎えるため「体を大切にして」

本紙掲載日:2023-11-13
2面

助産師さんから子どもたちへ

 「いいお産の日」(11月3日)に合わせた助産師による性教育「幸せに未来の赤ちゃんを迎えるために」が3日、延岡市駅前複合施設エンクロスであった。小学4年生〜高校生とその保護者ら10人が参加。自分が望む時期に妊娠、出産するために気を付けることなどを学んだ。

 主催は、不登校傾向や困り感がある子どもたちに、宮崎ならではの特色を生かした仕事や体験の場を県内各地で提供する「みやざきと子ども達(たち)を紡ぐプロジェクト」。

 同市沖田町の助産院ママズウイング代表の水野弥生さんが講師を務め、元気のいい精子や卵子をつくるには、バランスのいい食事を取ること▽9〜11時間の睡眠を取ること▽酒、たばこは避けることのすべてが大事なことなどを伝え、「赤ちゃんを迎えられるように、今のうちから体を大切にして」と呼び掛けた。

 また、赤ちゃんは産道を通って生まれる場合と、帝王切開で生まれる場合があることを、子どもに分かりやく解説。実際に、膣(ちつ)を模した布製の袋から〃生まれる〃体験もあり、足からより頭からの方が生まれやすいことを体感した。

 この日は、0歳からの性教育の実践経験がある第一幼児教育短期大学(鹿児島県霧島市)の呉屋奈都子さんも登壇した。

 以前、園長を務めていた保育園では、オムツを替える際、ほかの子どもに見えない場所で替えたり、裸で歩き回らせたりしないようにしていたことなどを紹介し、「自分の大切な所は自分以外の人に触ったり、触られたりしては駄目だと小さい頃から伝えていた。赤ちゃんの頃から自分の体を大切にすることは、人のことを思いやることにつながる」と伝えた。


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