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「命の道」つなぐ活動を

本紙掲載日:2023-11-30
2面
道路整備や取り組みなどについて各団体が発表した「みやざきの『道づくりを考える女性の会』交流会」

日向で交流会−道づくりを考える女性の会

 「みやざきの『道づくりを考える女性の会』交流会in日向・門川・都農」は25日、日向市上町のホテルベルフォート日向で行われ、県北の5団体を含む県内10団体や来賓の河野俊嗣知事ら約130人が出席。九州中央自動車道や東九州自動車道など道路の整備促進や活動などについて意見を発表し、交流を深めた。

 主催者を代表して、道づくりを考える日向・門川女性の会の田原千春会長は「串間や高千穂が近くなった。これも先人の方々や皆さんの日ごろの建設促進に対する活動のおかげと思う」とあいさつ。開催地の首長として日向市の十屋幸平市長は「女性の会の皆さんの熱心な活動は大変心強く、本県の道路整備には欠かせない存在」と述べた。

 意見発表では、各団体が関係省庁や関係機関への提言活動、地域の行事での啓発活動など取り組み事例や道づくりへの思いを発表。会員の高齢化に伴う活動の継承など課題も挙がった。

 五ケ瀬町道づくりを考える女性の会の下鶴エミ副会長は、出産ができる医療機関が町内にないため、延岡市か熊本まで行かなければならない現状を説明。「道路は本当に『命の道』と思う。命をつなぐ道として若い世代に活動を伝え、つないでいきたい」と述べた。

 意見発表の前には基調講演が行われ、県防災士ネットワーク日向東臼杵支部の西村経治支部長が「災害大国日本」、日向地区建設業協会の黒木繁人会長が「経営者・と・道」をテーマに語った。

 来年度の交流会は串間市で行われる。

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