１６日、消防フェスタｉｎ延岡

初開催−ラッパ隊演奏や講演、作品展示など

　延岡市消防団（荒木清団長、６支団）が主催する初の大規模イベント「消防フェスタｉｎ延岡〜身近に感じよう！みんなの消防団〜」が１６日、延岡総合文化センターで開催される。入場無料。午後２時から同５時まで。広く来場を呼び掛けている。

　「消防団」のことを広く市民に知ってもらおうと、団員たちが意見を出し合い、一からつくりあげたイベント。当日は大ホールでステージイベントが開かれ、気象予報士で消防団員でもある野田俊一郎さんが講演を行う他、消防団ラッパ隊と西階中学校吹奏楽部がコラボ演奏。女性消防隊「とよ姫隊」は、大分県佐伯市の女性消防団員と子ども向けの紙芝居や防災パネルゲームを披露する。

　展示室では、防災食や「畳堤」のレプリカ、ＢＦＣ防火作品展の特選作品などを展示。子ども用防火服の試着やＡＥＤ（自動体外式除細動器）の操作体験コーナーも設けられる。

　午後１時から始まるイベント前の「オープニングアクト」では、延岡中学校吹奏楽部（大串るみ子顧問、寺田侑央部長、２１人）が演奏。ポップスを中心に、数多くの曲を披露する。

　県吹奏学連盟県北支部の中本和宏支部長（５５）は「消防団と音楽にも強いつながりがあるように思う。吹奏楽部の立場から、イベントに花を添えさせていただきたい」。寺田部長（１４）は「消防団の方たちがいないと、私たちは安心して暮らしていけない。音楽を通して、日ごろの感謝の気持ちを伝えたいです」と張り切っている。