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姉妹都市訪問、親睦深める

本紙掲載日:2023-12-21
6面

高千穂日華親善協会、台湾・花蓮市へ

 日本と台湾の友好を図る高千穂日華親善協会(佐藤哲章会長)の訪問団が4〜7日、高千穂町と姉妹都市盟約を結ぶ台湾・花蓮市を訪ね、魏嘉彦市長らと親睦を深めた。

 花蓮市は台湾東部中央に位置する花蓮県の県庁所在地。総人口10万3550人、面積29万4095平方キロメートル(2019年時点)はともに県内最大で、太平洋に面する花蓮港を有することから「台湾で最も太陽に照らされる都市」と言われる。

 同町との交流は約50年前、台湾から医師ら数人を招請したことから始まった。1990年の同会設立を機に民間交流が盛んとなり、2005年に観光交流宣言を締結。19年に姉妹都市盟約を交わし、昨年12月、魏嘉賢前市長ら訪問団を迎えた。

 今回の訪問には佐藤会長(75)をはじめ、高千穂町の甲斐宗之町長や坂本弘明議長、竹尾通洋観光協会長らが同行し、盟約締結を記念して建てられた北浜公園のアートインスタレーションなどを参観。市役所では職員らの熱烈な歓迎を受け、記念品交換等を行った。

 5日は歓迎レセプションがあり、魏市長の音頭で乾杯。嘉賢前市長(現県議会議員)も同席し、腹話術やマジック、先住民に伝わるダンスパフォーマンスなどを鑑賞しながら旧交を温めた。

 帰国後、佐藤会長は「私たちの使命は高千穂町と花蓮市の交流を深めるためのバックアップだと思っている。民間、経済、スポーツなど幅広い交流手段を町に提案し、台湾からたくさんの方に来ていただけるよう力を尽くしたい」と話した。

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