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1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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県内感染者数、4週連続で増
◆定点当たり3・72人−入院患者数は減
県の感染症週報第50週(11〜17日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は、前週比約1・3倍の定点当たり3・72人で4週連続で増加しましたが、まだ落ち着いている状況です。20日時点の入院患者数は前週比18人減の29人で、重症者は報告されませんでした。
◇県北が「黄」圏域に
県が区分する7医療圏域のうち、延岡・西臼杵の感染者数は前週から30・8%増加して定点当たり6・11人となり、4段階で色分けした注意喚起の区分で5週間ぶりに、上から4番目の「黄圏域」(基準値=定点当たり5人以上)に入りました。
日向・東臼杵は前週から一気に7・7倍と急激に増加して、11週間ぶりに黄圏域の同5・17人となりました。これで黄圏域は日南・串間(定点当たり7・00人)を含め3圏域まで拡大しました。
西都・児湯(同1・33人)、宮崎・東諸県(同2・00人)、小林・えびの・西諸県(同2・50人)、都城・北諸県(同4・10人)は落ち着いています。
県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は多い順に、▼40代13%▼5〜9歳と10〜14歳、20、30代が各11%▼5歳未満と60代が各9%▼50代8%▼70代と80代以上が各6%▼15〜19歳が5%でした。
定点報告数を基にした県内の推計感染者数は1日当たり160人で、前週の126人を上回りました。5週連続で増加しており、注意すべき状況となってきました。
全国の定点当たり報告数も4・51人で、前週の3・52人からさらに増加しました。山梨県(定点当たり9・63人)と北海道(同9・31人)は本県の区分で「オレンジ圏域」(基準値=同10人以上)に迫り、山口、愛媛、香川、愛知、岐阜、長野、外山、新潟県も注意報レベルです。
◇延岡市独自集計、1・5倍以上増加
延岡市が独自に集計している新型コロナ感染者数の週報によると、先週1週間(11〜17日)の合計は前週比40人増(1・54倍)の113人でした。日別では、11日18人▽12日20人▽13日22人▽14日17人▽15日19人▽16日12人▽17日5人となっています。
県が延岡保健所管内から報告を受けた定点医療機関当たりの新規感染者数も6・57人で、前週の5・00人からさらに増加して、黄圏域レベルとなっています。
◇欧州中心に拡大「JN・1」−重症化し長引く可能性
新型コロナウイルスのうち、欧州を中心に世界で感染を拡大させている新変異株「JN・1」について、英国保健安全庁(UKHSA)が今月に入り追跡調査を開始したことが分かりました。
同庁は感染力の強さを懸念しており、専門家らは臨床症状について「回復に時間がかかり、より重篤な症状を引き起こす可能性がある」と警告しています。
先週もお伝えしましたが、JN・1は、オミクロン株の中でもスパイクタンパク質の変異が極端に多いBA・2・86(通称・ピロラ)がさらに変異したウイルスで、免疫に強く、感染すると発症しやすい可能性があるとされています。
それについて米国の医療情報媒体は先週、患者1人から何人に感染するかの目安となる実効再生算数が、JN・1系統はピロラを上回り、感染力が著しく高いとする分析を報じました。過去最強クラスということになります。
フランスとスペインでは主流株となっていますが、これまでの流行パターンで欧州の感染状況は日本の約1カ月先を示しているため、この冬はJN・1が国内でも広がる可能性が強くなってきました。
◇年明けにかけ増加見込み−市民向けに注意喚起・延岡市
こうした状況を踏まえ延岡市は、市新型コロナ対策アドバイザーを務める佐藤圭創医師からのメッセージを発信する形で、市民に注意を呼び掛けています。
市内では新型コロナ患者が1日平均20〜30人ずつ報告されていて、佐藤医師はこれから年明けにかけてさらに増加していくと見込んでおり、「十分な準備をしなければ医療が逼迫(ひっぱく)して病院機能がまひし、医療崩壊や救急搬送が困難となる可能性が高まる」と指摘しています。
その上で、感染者の増加が著しくなってきた場合には意識的にマスク着用や、3密(人が多い空間、換気が悪い場所、至近距離での交流など)を避ける「感染を回避する行動」、「高齢者や基礎疾患がある人を守る行動」「ワクチン接種(今からでも遅くない)」「感染した時の準備」などを実行するよう呼び掛けています。
感染に備えては、家族の人数分の抗原検査キット、解熱剤や喉の痛み止め、せき止め、整腸剤などの薬、特にゼリー状の飲料といった備蓄飲食物などを用意しておき、自己隔離を含めどうしておくかを決めておいてもらいたいということです。
また、病院受診は、夜間・休日を控え、特に新型コロナへの感染や疑いがある場合は平日に医療機関へ電話して受信する、安易に救急車を呼ばない、学校・会社は本人に診断書を要求しないよう求めています。
一方、緊急性が高い症状の判断基準としては、息苦しくて動けないような顕著な呼吸困難で呼吸数が1分間に28回以上(過換気症候群を除く)、新たに生じた意識障害やけいれん(熱性けいれんを除く)、血圧低下(上の値が90以下、ショック症状)の場合は、救急要請するかすぐに病院を受診すべきだということです。
24時間以上飲食ができなかったり、嘔吐(おうと)や下痢が続く脱水状態も危険で、補液(点滴)の必要があるため、すぐに病院へ連絡して受診するよう勧めています。
◇県内−複数の感染症が流行
県内ではインフルエンザ患者がなおも増加し、延岡市内では流行警報レベルとなった先月から倍増しています。また、咽頭結膜熱(プール熱)やA群溶血性レンサ球菌咽頭炎なども流行しているほか、ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎も急増して、市内では集団感染も発生しました。
中には重い合併症を引き起こす感染症もあるため、保健所や医師会は発熱や喉の痛みなどの症状がある場合は早めに医療機関を受診するよう呼び掛けています。
プール熱や流行性角結膜炎などを引き起こすアデノウイルス、感染性胃腸炎の嘔吐や下痢に極めて多く含まれるノロウイルスなどはアルコール消毒が効かず、接触・経口感染しやすいため、予防には石けんを用いたこまめな手洗いやうがいが大事です。感染者との接触やタオル・寝具などの共有を避けることも有効だとされています。