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30周年迎えたにじいろ音楽会

本紙掲載日:2023-12-28
6面

写真特集−延岡しろやま支援学校

◆すてきな音楽&ダンス&朗読−「最高の思い出」「また来てください!」

 県北の特別支援学校の児童生徒に音楽や物語の世界を楽しんでもらう「にじいろ音楽会」が今年30周年を迎えました。いつもの音楽会は11月に延岡と日向の2校で開催。また、今年は夕刊デイリー新聞創刊60周年記念と併せて6月に30周年記念コンサート、今月は旭化成の工藤幸四郎社長講演会のオープニングを飾りました。11月17日に延岡しろやま支援学校で開かれた「にじいろ音楽会」の写真を中心に振り返ります。

 延岡しろやま支援学校(出水悌二校長)でのにじいろ音楽会は、11月17日に午前、午後の2部編成で開催。午前は、わかあゆ(肢体不自由教育)部門の小・中・高等部と、たいよう(知的障害教育)部門の小学部が対象。午後は、たいよう部門の小・中学部の児童生徒へ向けて歌、演奏、ダンス、朗読を届けた。

 出演は、松浦真由美さん(ピアノ)、香月保乃さん(歌・ユーフォニアム)、池田知聡さん(朗読)、河野麻衣さん(ダンス)の〃にじいろファミリー〃。

 香月さんは、ユーフォニアムの温かく柔らかい演奏と、伸びやかな歌声を披露。松浦さんは歌声に寄り添うような心のこもったピアノの音色を響かせた。

 声優の池田さんが旅する老人を朗読で見事に演じたオリジナルアニメーションには、支援学校の児童生徒が描いた絵などが登場。子どもたちは食い入るように映像に集中し「僕の絵だ!」と歓声を上げていた。

 演者総出演の「ジュピター」では、河野さんが天女の羽衣を思わせる衣装で華やかに舞を披露した。「ツバメ」と「にじ」では子どもたちと一緒にダンス。

 子どもたちは、河野さんの動きをまねて踊り、一緒に歌い、音楽会を思いっきり楽しんだ。

 わかあゆ部門高等部3年の加賀見陸さんは「素晴らしい音楽と朗読をありがとうございます。みんなで歌ったり踊ったり楽しかったです。(今年で卒業となるため)僕にとっては最後のにじいろとなりましたが、最高の思い出になりました」と笑顔で感謝。

 出演者たちは、子どもたちからの「また来てください!」というメッセージも受け取り、来年の再会を誓った。

【2023年度みやざき子ども教育週間関連事業】
□主催/のべおか文化事業団夕刊デイリー新聞社

□協賛/旭化成ひむか文化財団

□後援/宮崎県教育庁北部教育事務所

□協力/宮崎マルチメディア専門学校
    旭化成延岡支社延岡総務部地域活性化推進グループ

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