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デイリー健康大学延岡会場(上)

本紙掲載日:2024-06-24
3面
がん検診について講話した板野内科・胃腸科医院の板野晋也医師

「がん検診について」板野内科・胃腸科医院・板野晋也医師

 公益財団法人夕刊デイリー健康福祉事業団(松下勝文代表理事)による第28期デイリー健康大学延岡会場第3回講座がこのほど、延岡市社会教育センターで開かれました。板野内科・胃腸科医院(延岡市野田町)の板野晋也医師が、「がん検診について」をテーマに講演しました。要旨を掲載します。


◆検診で死亡率減少の研究結果も−早期発見のために定期的に受けて

 延岡市で行われているがん検診は現在、肺がん検診、胃がん検診、胃がんリスク検診、大腸がん検診、子宮頸(けい)がん検診、乳がん検診、前立腺がん検診の7項目です。私は消化器内科を専門としていますので、きょうはその中から「胃がん検診」「胃がんリスク検診」「大腸がん検診」の三つについて紹介します。

 胃がん検診は、バリウムと発泡剤を服用してX線照射で胃の状態を観察する「胃X線検診」と、カメラが付いた細長いスコープを口や鼻から挿入して患部を直接観察する「胃内視鏡検診」の2種類から選択します(延岡市では50歳以上が受診の対象、受診間隔は2年に1回を推奨)。

 厚生労働省によると、2019年時点では圧倒的にX線を希望される方が多いです。しかし、実際は2倍以上の確率で「内視鏡」の方が、がんを多く発見しています。確かに受診しやすいのはX線検診の方ですが、内視鏡検診にもさまざまなメリットがあるのを覚えておいてください。

 例えば、内視鏡は一度の検診で組織検査まで施行することができます。仮に、がんと疑われる所見が見つかれば、その場で組織を採取して顕微鏡検査まで回すことが可能です。

 また、レントゲンを使うX線と違って「被ばく」もなく、スコープを入れる際と抜く際、2回食道を観察する時間があるので、胃だけでなく食道の異常を発見できる可能性も高いです。

 逆にデメリットとしては、検査者によって差が出てしまうことです。内視鏡は、要は見た目でどうかを判断する検診ですので、診る人によっては、それががんなのか、放っておいて良いものなのか、判断がつかない方もいるかもしれません。

 また、内視鏡は設備が整った医療施設での受診となるので、検査車で行えるX線と違い、医療過疎地では検査が行き届かない実情もあります。

 他にも内視鏡治療では、特定の部分を電流で焼き切ることがあるのですが、その際のやけどで出血したり、大腸に穴が空いてしまうこと(偶発症)も「100パーセントない」とは言い切れません。

 しかし、日本国内では胃内視鏡検診を受けたことで胃がん死亡率が30%減少、韓国では40歳から74歳までに過去1度でも胃内視鏡検診を受けた方は同じく胃がん死亡率が47%減少したという研究結果も報告されています。がんの早期発見のためにも、一定の年齢を過ぎた方には定期的に受けてほしい検診になります。

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