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指定避難所の富島高でHUG体験−日向

本紙掲載日:2024-07-16
2面
グループで話し合いながら避難者や災害支援物資の受け入れなどについて考える生徒ら

災害時、もしここに集まったら…

 日向市の県立富島高校(西國原総代校長)で8日、避難所運営ゲームHUG(ハグ)の体験学習があり、生活文化科1〜3年生108人が、災害発生時に刻一刻と変化する避難所の在り方を考えた。

 体験学習は、防災意識の向上や、避難所にもなっている学校敷地の課題発見などを目的として、日向ライオンズクラブ(綟川秀光会長)が企画した。

 HUGは、いつ起こるか分からない災害に備え、避難所運営を考えるための一つの手段として静岡県が開発。避難者の年齢や性別など、さまざまな事情が書かれたカードを体育館や教室に見立てた平面図に配置し、次々に起こる出来事へどのように対応していくのかを疑似体験しながら学ぶことができる。

 同校は、災害発生時の避難所に指定されており、この日は市防災推進課の職員の指導の下、「もし富島高校に避難者が集まったら」との想定で校内の地図が描かれた平面図を使って実施した。

 このうち、3年生は四つのグループに分かれて体験。支援物資の受け入れなど突発的な出来事や避難者の特徴が記載されたカードが次々と読み上げられていく中、「高齢者はエアコンが付いている部屋がいい」「体育館は炊き出しスペースと掲示板を作ろう」とアイデアを出し合いながら協力して取り組んだ。

 グループの一つは、避難してきた子ども連れの家族のカードを音楽室に配置。子どもが退屈しないようにと、最初は図工室も考えたが、のこぎりなど危険な道具があるため、音楽室に変更するなど工夫したという。

 詳細は、本紙へ。

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