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高校生・感性や表現力競う−第14回牧水・短歌甲子園

本紙掲載日:2024-08-19
3面
高校生が自作の短歌で感性や表現力などを競った「第14回牧水・短歌甲子園」
牧水賞を受賞した尚学館の請関さん

個人・牧水賞は請関さん(尚学館1)−日向

◆団体−興南(沖縄)V、宮崎商準V

 高校生が自作の短歌で感性や表現力などを競う「第14回牧水・短歌甲子園」(日向市、同市教育委員会、日向若山牧水顕彰会主催)は17、18日、日向市中央公民館で行われ、興南(沖縄)が初優勝した。準優勝は宮崎商。県北勢は尚学館と日向の2校が臨んだが、惜しくも1次リーグ突破はならなかった。牧水賞は請関真歩さん=尚学館1年=が受賞した。

 今年は1都1府15県の31校52チームの申し込みがあり、12校が予選審査を通過。本選には県勢4校を含む9校が出場し、3校は台風7号などの影響で欠場した。

 試合は3人一チームで歌を発表し合う対戦形式で行われた。発表者を野球のように「バッター(打者)」と呼び、先攻・後攻を決めて1〜3番打者が順に詠み、メンバーが自チームの歌の良さを主張。両チームが討論で互いに意見や質問、思いをぶつけ合った。

 1次リーグは「語」「リモート」「恋」、準決勝は「望」の題詠、決勝は自由題で高校生ならではの視点や感性にあふれた作品を発表。互いに言葉の意味や意図、矛盾を感じた点など鋭い質問や指摘を次々と相手に向けた。尚学館、日向の両校も個性豊かな作品で臨み、それぞれ歌に込めた思いなどを発表した。

 勝敗は短歌の出来栄え、討論などを基に、審査員を務めた歌人の俵万智さん、大口玲子さん、笹公人さんの3人が旗判定で決定した。

 表彰式で個人賞が発表され、尚学館1年の請関真歩さんが来場者による投票で最多得票の牧水賞を受賞した。請関さんは「これまで作ってきた中で自分でも好きな歌なので、評価されてうれしかった」と話した。

 詳細は、本紙へ。

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