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特集−社会全体で支える介護保険

本紙掲載日:2024-08-27
6面

 本格的な高齢社会を迎える中、介護が必要な高齢者が増える一方で、介護する人も高齢化し、また、働く女性も増えているため、家族だけで介護することが難しくなっている。介護を社会全体で支える「介護保険制度」について、利用できる介護サービスやその申請方法、利用までの流れを紹介する。

◆介護保険って?
介護保険制度は、介護を社会全体で支えるため、市町村が運営主体となり、40歳以上が加入者(被保険者)となって保険料を出し合い、必要に応じて介護サービスを利用できる仕組み。

 加入者の種類は65歳以上の第1号被保険者と、40〜64歳までの第2号被保険者。第1号被保険者は原因を問わず、要介護認定または要支援認定を受けた場合に介護サービスを利用できる。これに対し、第2号被保険者は加齢に伴う疾病(がん、初老期認知症、脳血管疾患など16種類)により要介護認定または要支援認定を受けた場合に利用できる。

 保険料は、第1号被保険者は原則として年金からあらかじめ差し引かれて納める。第2号被保険者は加入している医療保険の保険料と合わせて納める。
介護サービスを利用した場合は、原則として費用の1割(一定以上の所得のある人は2〜3割)を自己負担する。施設に入所した場合は、加えて食費と居住費も自己負担となる。ただし自己負担には上限があり、特に所得が低い人は、一般の人より低く上限が設定される。

 詳細は、本紙へ。

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