合唱や演奏、楽しく披露−五ケ瀬

児童生徒が集い意見、音楽発表

　文化発表で親睦を深め、青少年の健全育成を図る「五ケ瀬町教育文化祭小・中学生発表会」が１０月２９日、同町三ケ所の県立五ケ瀬中等教育学校であった。県立校と町立校の枠を超えた恒例行事で、同校の１〜３年生と町内５小中学校の全児童生徒約３００人が参加。意見・音楽発表を通じて交流した。主催は町教育委員会（津奈木考嗣教育長）、子どもを伸ばすかがみ会（寺本俊文会長）。

　開会式では、坂本小学校６年の戸高優海さんが「音楽を通して全員が一体となり、五ケ瀬町を盛り上げていきたい。発表する人も観覧する人も楽しい時間を過ごしましょう」と開会宣言。津奈木教育長のあいさつに続き、プログラムへ移った。

　第１部で意見発表、第２部で音楽発表があり、意見発表には鞍岡小学校６年の興梠瑠音さん、三ケ所小学校６年の宮野良さん、五ケ瀬中学校２年の藤本遥真さんが登壇。思い出や学校での学び、伝統芸能「荒踊」を題材に郷土愛を語った。

　音楽発表は、全小学生による合同合唱「あの青い空のように」でスタートした。その後、各校がワンポイントアイテムや振り付けなどに趣向を凝らした合唱、合奏、鼓笛を披露。客席から温かい拍手が送られたほか、全中学生による合同合唱「大地讃頌」では、圧巻のハーモニーにひときわ大きな称賛が湧いた。

　実行委員長を務めた五ケ瀬中学校の永富雅樹校長は「地域に愛され、今後もずっと続いていくという確信を得た発表会だったように思う。発表者も観覧する人も態度が素晴らしく、うれしい気持ちになった」と講評。

　詳細は、本紙へ。