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空き店舗を小さな美術館へ−山下新天街でワークショップ

本紙掲載日:2024-12-24
3面
穴を開けた後、豪快に壁を壊した
子どもたちの作業で1時間足らずで壁が外された

壁壊しなど解体を体験−延岡・山下新天街

 建設設計や地域デザインに取り組む山根製作所(山根俊輔代表)は、事務所を構える延岡市山下町の山下新天街の空き店舗を改修し、小さな美術館に生まれ変わらせるプロジェクトに取り組んでいる。このほど開いた解体ワークショップには未就学児から小学生と保護者約20人が参加し、壁を壊したり、床材を剥がすなど、解体を体験した。

 プロジェクトは、利活用可能な空き家の新たな活用方法について企画提案し、改修などを行う過程をモデルケースとして情報発信することで、空き家の活用方法を普及させることを目的とした市の空き家活用モデル事業の業務委託を受けて実施している。

 「ものづくりのまち・延岡として発信できる場所がほしい」と、空き店舗をリノベーションし、「宮崎づくり美術館」として、アートはもちろん、木工、鉄工、農業などものづくりに関わるさまざまなものを展示したい考えという。

 モデル事業では、改修費をいかに安くするかも条件の一つで、同社は自分たちの手で作業を担う「DIY」を提案。全部で3回、ワークショップを開催し、市民参加型で作り上げていく計画だ。

 「壊す」がテーマだった第1弾には、主に小学生の男子児童が参加。ヘルメット姿でハンマーを思い切り壁にたたきつけて穴を開けて、豪快に壊したり、カッターで切り込みが入れられた床材を引っ張って剥がしたりと、日ごろは許されない体験の数々に大喜び。負けじと体験する保護者の姿も見られた。

 詳細は、本紙へ。

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