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「風の菓子虎彦」へ

本紙掲載日:2019-04-29
3面
新しい屋号「風の菓子虎彦」のパネルを持つ上田社長

創業70年−改元に合わせ「虎屋」から改名

 創業70年を迎える延岡市の菓子店「日向(ひむか)の国虎屋」(本店=幸町)は来月1日、「令和」への改元に合わせて、屋号を「風の菓子虎彦」に改名する。「全国各地にある同名の菓子店に紛れることなく、混同されることなく、自分たちの存在価値を確かめ、しっかり伝えていきたい」と2代目の上田耕市社長(65)。改名の経緯や思い、これからの菓子作りについて聞いた。

◆2代目上田耕市社長−世の中に一つだけの屋号に

−−なぜこのタイミングだったのでしょう。

御代替わりのこのときに、新しい時代の幕開けと共に屋号を変えようと決めていました。
ご存じの通り、「虎屋」という名前の菓子店は全国各地にあります。例えば、うちの看板商品である「破れ饅頭(まんじゅう)」は、首都圏のスーパー紀ノ国屋でも売られており、東京駅や羽田空港にもあります。
そこで買って食べてくださっているお客さまが、破れ饅頭を求めて東京の虎屋さんに行かれたことがあったそうです。それは、先方に申し訳ないし、こちらとしても混同されるのは本意ではありません。
そんなこともあって、自分たちの存在をしっかり伝えていくため、世の中に一つだけの屋号にしたいと考えていたのです。

−−「虎彦」の「彦」は、父・上田忠彦さんの名前から取ったものなのですね。

そうです。創業者である父には、生前に屋号を変えたいという意向を伝え、了承をもらっていました。そして「そのときはおやじの名前を使わせてもらうよ」と。虎屋と忠彦を合わせて「虎彦」です。

−−屋号にある「日向の国」も、「風の菓子」に変わります。どのような思いが込められているのですか。

これまでは、全国の同名店との混同を避けたいという理由から、宮崎県「日向の国」の虎屋としていました。今後は、独自固有の価値を持つ菓子店として「虎彦」で勝負していきます。
お菓子を見て食べてもらって、それから「ああ、延岡のお菓子なんだ」と気付いてもらうことに価値があるのではと考えています。
風は変化の象徴です。雲龍風虎(うんりゅうふうこ)という故事に由来した言葉がありますが、その風をつかさどっているのが虎です。私たちはこれからも、四季折々の変化や人生の節目を大切にしたお菓子を、丁寧に作り届けていきます。

−−「令和」という新しい時代が始まります。これからの菓子作りについて、どうお考えですか。

これからは、お菓子を一つの食品として捉えていく必要があるのではないかと思います。ご飯やおかずと同じように、栄養として体に吸収されていくものですから。
すでに私たちは、数年前から低糖質のお菓子作りを始めています。糖質制限のある人たちにも安心して食べてもらいたいからです。きっかけは、家族に糖尿病の人がいるお客さまからの声でした。「一緒にお菓子が食べられなくなったので一家だんらんの場が寂しくなった」というのです。
私たちの経営理念は「必笑!」。お菓子作りを通してお客さまの笑顔を作るんだ、明るい世の中に貢献していくんだと取り組んできましたが、その話を聞いたとき、これまでのお菓子では笑顔になれない人がいるということに気付いたのです。
いえ、正直に言えば、気付いていたのですが、足を踏み入れることができずにいたのです。それほど、低糖質のお菓子作りは難しい。でも、もう逃げたらいけないなと、遅ればせながらチャレンジを始めました。
そこから試行錯誤を重ね、おいしくて、食後に血糖値を急上昇させないお菓子の商品化に取り組んできました。スポンジケーキ、ガトーショコラ、チーズまんじゅうなど洋菓子のほか、昨年9月には低糖質のどら焼きが完成しました。糖質を抑えながらも、ほどよく甘く、粒あん感をしっかり残した自信作です。
個包装の菓子については、来年4月から栄養成分表示が完全に義務化されます。そのような世の中の流れからも、一つの食品としてのお菓子作りが求められているのだと思います。いずれは食事の代わりになる栄養食品として、食の進まない病気の方やご年配の方に必要とされるようになるかもしれません。

−−「虎彦」に変わっても、変わらず大切にしていきたいものは何ですか。

和菓子の命はあんです。私たちは小豆粒あんだけでも6種類作っています。豆を煮るところまでは同じですが、仕上げ方がそれぞれ違います。そんな菓子店は他にあまりありません。それだけ、あん作りに打ち込んできました。
お菓子作りを通して私たちがお届けしたいのは幸福感、季節感、郷土感。これからも全国に通用する、美しくおいしいお菓子作りにまい進して参ります。

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