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知事「第3波に直面」−新型コロナ

本紙掲載日:2020-11-23
3面
感染再拡大を受け開かれた県新型コロナウイルス感染症対策本部会議

県対策本部会議−経路おおむね追跡

 県の新型コロナウイルス感染症対策本部会議が21日、県庁で開かれ、河野知事は「本県は明確に第3波に直面している」と認識を示した。一方、会議では感染経路はほぼ把握できており、医療提供態勢も逼迫(ひっぱく)していない状況を確認。現段階では移動制限や休業要請などの特別な措置は取らないこととした。

 直近2週間の県内の状況について担当者は、感染者が急増しており、県内7圏域のうち、日向市・東臼杵郡圏域と小林市・えびの・西諸圏域を除く5圏域に感染が拡大していると説明。それでも、感染経路はおおむね追跡できていると報告した。

 特徴としては、県外との往来に端を発した感染が、職場や会食などを通して拡大し、特に宮崎市では職場でのクラスター(感染者集団)や接待を伴う飲食店での感染が連続。一方で、重症化するリスクが高い高齢者への感染は少なく、療養者数・入院患者数も限定的で、病床の逼迫には至っていないとした。

 出席した県幹部は、日々の感染者数や人口10万人当たりの数が、第2波の緊急警報発令時に近づきつつあるとの危機意識を共有。ただし、国の指標に当てはめれば、現在は「ステージ1(感染散発段階)」で、ただちに同警報を発令する状況ではないと判断した。

 当面の取り組みでは、県民により分かりやすく伝わるよう、週ごとに感染状況を評価して県のホームページで発信。飲食店などへは、料理は大皿ではなく一人一人に分けて提供したり、来店者の連絡先を控えておくなど会食での「みやざきモデル」、感染防止ガイドラインの順守を徹底してもらい、高齢者施設などへも改めて注意喚起を行うこととした。

 河野知事は会議後の会見で、全国的に過去最多の新規感染者数となる地域が相次いでいるとして、今後の状況によっては県境をまたいだ移動の自粛要請もあり得ることを示唆。「やるべきことは変わっていない。マスク、手洗い、消毒、3密の回避を徹底してほしい」と呼び掛けた。

 

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