新型コロナ、県内４６人

延岡市で新たに３人−１５日

　県と宮崎市は１５日、県内で新たに４６人（１４２７〜１４７２例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北関連は延岡市の４０代男性、３０代女性、２０代女性の３人。県内の累計感染者は１４７２人になった。

　県感染症対策室によると、延岡市の３人は１４６１例目の４０代男性、１４６２例目の３０代女性、１４７２例目の２０代女性。

　１４６１例目の延岡市４０代男性は８７３例目大分県在住の２０代女性（４日発表）と９５６例目の延岡市５０代女性（６日発表）と接触歴があった。

　１４６２例目の３０代女性は、１３７０例目の新富町６０代男性（１３日発表）と接触歴があった。１３７０例目の関連では、同町在住３人の感染も分かっており、同室は「家族、親族間での感染」と説明した。

　１４７２例目の２０代女性は医療機関を受診し、感染が分かった。

　県北以外の市町村別では宮崎市が２８人、新富町４人、串間市３人、綾町、都城市、日南市、三股町、西都市、小林市が各１人。都城保健所管轄の鹿児島県在住者と、小林保健所管轄の居住地不明（調査中）が１人ずついる。

　県によると、１４日の保険適用の陽性者は７人（うち宮崎市４人）。同日時点の入院者は９６人で、うち重症者は６人。宿泊・施設等療養８２人で、自宅療養が２３３人。県北では日向入郷圏域の指定医療機関に１人、延岡西臼杵圏域の指定医療機関に３人、協力医療機関に４人が入院し、延岡市内の宿泊施設で１０人が療養している。

　また、県が毎週金曜日に発表する直近１週間の保険適用検査数は１４５２件。県が医療機関からの報告を受け把握した数字で、前週（９３９件）から５１３件増加した。

　県感染症対策室は「年末年始の人の移動に絡む２次、３次感染が増えたことと、県内の診療・検査医療機関が機能した結果。感染拡大を防止するため、症状がある場合は速やかに医療機関を受診してほしい」と呼び掛けた。


◆１６日、２０人以上に

　県は１６日午前、速報値で県内の新型コロナウイルス新規感染者が２０人以上になると発表した。確定値は１６日午後４時に発表するとしている。


◆宮崎市２８人、大半が接触者

　宮崎市の新規感染者は２８人（県内１４２７〜１４５４例目）で、これまでに感染が確認された人の接触者が大半だった。接触歴は家族・親戚が１５人、友人・知人７人、勤務先職員２人。東京からの来県者との接触歴、大阪への訪問歴もそれぞれ１人確認された。

　年代別では２０代以下が１２人、３０代と４０代が計１０人で、７０代も４人いた。１４２８例目の２０代男性と１４３６例目の３０代男性については接触者や行動歴を調査している。


◆クラスター発生の施設名を公表

　宮崎市は市内１０例目のクラスター（感染者集団）が発生した高齢者福祉施設の名称を同市佐土原町のケアホームほほえみ・デイサービスほほえみと公表。施設内で感染者は拡大しておらず、利用者５人中１人、入居者１５人中４人、職員２１人中２人となっている。

　一方、市内で新たに感染が確認された１４３１例目の６０代女性は利用者の家族。これまでに感染が確認されている職員の家族を含めると、同施設に関連した感染者は計１１人となった。