優秀賞に佐藤さん（門川）、赤木さん（日向）

本紙掲載日：2021-02-03

6面

佐藤滉二郎さん

赤木祈乃里さん

織田祐翔さん

「わけもんの主張」書面で審査－東臼杵支会

　若者が選挙や政治に対して日ごろ考えていることや感じていることを発表する「わけもんの主張」東臼杵支会大会は１月２４日、延岡市役所講堂で書面審査会が行われ、門川町代表の佐藤滉二郎さん（２５）＝同町職員＝と日向市代表の赤木祈乃里さん（１７）＝延岡学園高校２年＝が優秀賞、延岡市代表の織田祐翔さん（２５）＝アルバイト＝が奨励賞を受賞した。

　同大会は、県市町村選挙管理委員会連合会東臼杵支会（木原一成支会長）と、市町村明るい選挙推進協議会連合会東臼杵支会（猪野隆徳支会長）が主催。支会の６市町村（延岡市、日向市、門川町、美郷町、諸塚村、椎葉村）の代表８人が登壇する予定だったが、県内に新型コロナウイルス感染拡大緊急警報が発令されたのに伴い、書面審査となった。

　佐藤さんは「若者の未来を考える」をテーマに、インターネットでの投票を提案した。スウェーデンで若者の投票率が８０％超なのに対し、日本は１０、２０代で３０％程度と低い点を指摘。選挙権年齢が１８歳に引き下げられた制度改正を「若者の意見を政治に反映させる最高のチャンス」と捉え、「投票することでスウェーデンのように若者が自分たちの未来について真剣に考える世の中にしたい」と結んだ。

　赤木さんのテーマは、「政治と選挙のつながり」。若者の低調な投票率の改善策として、政治や社会について知る機会を設けることや、若者が多く集まる場所への投票所設置を提案した。また、「私も来年からは有権者として責任をもって選挙に行きたい」との意思を示し、「政治と選挙のつながりがいかに重要かを考えながら、きっと平和な世の中が実現することを信じて全員で投票をしましょう」と呼び掛けた。

　織田さんのテーマは、「これから進む私たちの将来・未来について」。米大統領選で学生が熱く議論する報道を見て、「政治や選挙に対しての物事の見方が、大きく変わった」。政治や選挙には「自分の将来や未来を変える力がある」とし、住み良い国づくりや夢を実現するために「さまざまな問題について話し合うことを、アメリカの２人の学生のように普段からしてみませんか」と問い掛けた。